兵庫県の統計上の離婚数

兵庫県の人口動態統計によると、令和元年（2019年）の兵庫県の離婚件数は9,143件となっています。
また、人口との割合でみる離婚率は1.70であり、全国平均の1.69とほぼ同じ値になっています。

このことから、兵庫県は若干数値が高いとはいえ、離婚する割合はほぼ平均の地域であるということができるでしょう。

離婚する際に必要な書類

離婚する際、離婚届一枚だけを市役所に持って行っても離婚することはできません。
形式によっても必要な書類が変わるため、それぞれ準備が必要です。

まず、どんな形式による離婚でも必要なものは以下の3点になります。

• 離婚届
• 離婚届に押した届出人の印鑑
• 戸籍謄本または戸籍全部事項証明書

上記に加え、離婚形式別で必要なものは以下の通りです。

• 協議離婚…本人確認書類
• 調停離婚…調停調書
• 審判離婚…審判書謄本・審判確定証明書
• 離婚裁判…判決書の謄本・判決確定証明書
• 和解離婚…和解調書謄本
• 認諾離婚…認諾調書謄本

このように、協議離婚の場合には本人確認書類が、それ以外の離婚形式ではそれぞれで発行される書類が必要となります。
離婚届を出すときには、これらも忘れずに持っていくようにしましょう。

なお、協議離婚以外の形式で離婚した場合、成立後（判決確定後）の10日以内に必要書類を市役所に提出することが義務付けられています。
もし期限を過ぎると過料が課せられる場合もあるので、協議離婚以外の方法で離婚したときにはなるべく早く行動に移すようにしましょう。

ちなみに、離婚届の書き方は法務省のHPでサンプルがあげられています。
記入を間違えていると受理してもらえないこともあるので、サンプルをチェックしながら丁寧に記入するようにしてください。

【参考】離婚届のサンプル

兵庫県の家庭裁判所一覧

調停や審判など、離婚に関する裁判手続きをする場合は家庭裁判所で行います。

兵庫県にある家庭裁判所は以下の通りです。
夫婦関係調整（離婚）調停や離婚訴訟等の際にご活用ください。

兵庫県で離婚・法律相談ができる場所

離婚を検討する中で、夫婦で折り合いがつかなかったり、どうすればいいのかわからなくなったりすることもあるかもしれません。

そんなときには離婚の専門家に相談することをおすすめします。
行政でも相談窓口が設けられていますので、自分の住む地域で調べてみてください。

兵庫県で利用できる窓口の一例は、以下の通りです。