三重県の統計上の離婚数

三重県の人口動態統計によると、令和元年（2019年）の三重県の離婚件数は1,595件となっています。
また、人口との割合である離婚率は1.74であり、全国平均の1.69と比べて少し高い値を取っています。

ここから、三重県は都道府県の中でも離婚が少し多い地域であるということができるでしょう。

不倫を証明する証拠を集めるには

民法770条1項1号では、配偶者が不貞行為をしたことを原因として離婚を請求することが認められています。

（裁判上の離婚）
第七百七十条　夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一　配偶者に不貞な行為があったとき。
…（略）…

このように、配偶者が浮気や不倫（※）をした際には、離婚を申し出ることができるのです。

（※不貞行為とは肉体関係があることを指します。そのため、肉体関係のない浮気や不倫（手を繋ぐ、出かけるのみなど）は不貞行為に当たりませんのでご注意ください。）

ただ、離婚を請求するには、浮気や不倫をしていたことが客観的にわかるよう証明する必要があります。
そこで大切なのが、証拠の収集です。

• ラブホテルに出入りしている写真や映像
• 不倫相手とのLINE
• 領収書やクレジットカードの履歴
• 配偶者が自白したときの録音
• 避妊具や不倫相手の忘れ物

など、調停や裁判になったときに主張を裏付けられるような証拠を事前に集めておきましょう。

このとき、相手に証拠を集めていることがバレると証拠が消されてしまう可能性もあるため、慎重に行動するよう心がけてください。

なお、証拠の中には扱い方に気を付けないと偽造を疑われてしまうものもあります。
その一例が、LINEやメールのやりとりです。
スクリーンショットやバックアップなどで保存しておくと、加工・編集をしたのではないかと疑われてしまう可能性があるため、配偶者の携帯ごと画面を直接撮影するようにしてください。

また、クローン携帯やPCから接続して相手のスマホを盗み見ると、不正アクセスやプライバシー侵害で訴えられる恐れもあるので注意が必要です。

このように、不倫の証拠集めでは一歩間違えると証拠として認められなかったり、自分が違法行為をしてしまったりすることがあります。
もし気になることがあれば、弁護士などに相談してアドバイスをもらってから行動することをおすすめします。

三重県の家庭裁判所一覧

調停や審判など、離婚に関する裁判手続きをする場合は家庭裁判所で行います。

三重県にある家庭裁判所は以下の通りです。
夫婦関係調整（離婚）調停や離婚訴訟等の際にご活用ください。

三重県で離婚・法律相談ができる場所

先述した不貞行為の証拠集め以外にも、離婚問題について悩みや疑問を抱えることもあると思います。
そんなときには、行政の窓口なども利用して専門家に相談してみてください。

三重県で離婚や法律相談ができる場所は以下の通りです。

三重県で離婚問題に悩んでいる方へ

不倫・浮気を原因として離婚する場合、証拠集め・相手に対する切り出し・裁判になったときの準備・慰謝料請求と、やることが多くあります。

離婚の準備を進める中で、法律の知識が必要な場面や注意するべき場面も多々あるでしょう。

その中で疑問点や不安が出てきたときには、ぜひ離婚カウンセラーや弁護士といった専門家に一度相談してみてください。
自分の状況に合わせて助言をしてくれるはずです。

当サイトでも、三重県で対応している法律事務所をご紹介しています。
よろしければご参照くださいませ。