夫が在宅でくつろげない…ストレス軽減の方法とは?

リモートワークを導入する企業は一気に増えました。
そのため、旦那が在宅で仕事をするようになり家庭の様子は一変。一日中夫と一緒にいるとくつろげないと多くの妻がストレスを感じています。
- 「旦那の顔を見るだけで気分が落ち込む…」
- 「家にいる時間が増えたのだから、少しは家事も手伝ってほしい」
など不満はたまる一方です。旦那が家にいるストレスで病気になる妻もいるほど、深刻な状況の夫婦もいます。
そこで本記事では、旦那のリモートワークでの存在がストレスと感じる原因からその対処方法まで紹介します。
旦那がストレスでしかないと感じる人は、ここで紹介する対処方法を試してみてください。
目次
旦那が家にいる理由
まずは、旦那が家にいる理由からみてみましょう。
会社が休みだから
会社が休みで、旦那が家にいることにストレスを感じる妻は多いようです。実際に、大型連休や年末年始といった長めの休み前になると妻は苦痛すら感じます。
「平日働いているから」と、当然のようにテレビやスマホを観て好きなように過ごす旦那たち。なにも趣味がないので、どこにも行かず一日中家でゴロゴロする旦那も決して珍しくありません。
テレワークが導入されているから
テレワークが導入されている会社であれば、会議やオフィス出勤以外の時間は、在宅で仕事をする旦那は多いのではないでしょうか。
会社が休みのときだけでなく、平日の仕事中も毎日家で一緒だと息が詰まることもあるでしょう。
仕事部屋がある家ならいいですが、場合によっては旦那がリビングでビデオ会議などに参加するため、妻や家族は音をたてないように気を遣わなければなりません。家事や育児をするのに、夫のスケジュールに合わせる必要があります。
さらにビデオ会議に参加すると、家の様子を会社の人に見られるため、普段よりきれいに整理整頓することを求められ、また少しでもよく見せようと家具やカーテンなどを新調する旦那もいます。
新型コロナウイルス感染対策としての会社の方針だから
もともとオフィス勤務だった旦那が、新型コロナウイルス感染対策として在宅で仕事をするようになり、一日中家にいる状況が続いている家庭は多いことでしょう。
新たに在宅勤務となった旦那のなかには、環境の変化に対応できずにいる人もいます。外出もままならない状況が続いており、いつまで我慢すれば…と終わりが見えない状況に夫婦ともにストレスを感じています。
子どもも休校であれば、家族のみんなが家にいることなり、妻は息つく暇もなく家事や育児をこなさなければなりません。
旦那がいるとイライラする…ストレスの原因とは?
それではなぜ、旦那が家にいるだけでストレスを感じるのでしょうか。結婚したときはパートナーとして仲良く生活していたはずです。昔とどう違うのでしょうか。
毎日家にいても家事・育児しない
ほとんどの旦那は週休2日であり、少なくとも1週間に2日の休みが確保されています。一方、妻の家事育児は年中無休で休むことはできません。
とくに共働きの場合、妻も休みの日ぐらいゆっくりしたいと思うもの。自分だけが、平日も休日もひとりで家事育児をやらなければならず、不満を抱くのは当然といえます。
子どもが生まれ育児が大変なときでも、「赤ちゃんがうんちしたよ」と報告のみで自らおむつを替えようとしない。お願いすれば手伝ってくれるけど、明らかに忙しそうにしている妻を傍で見ても平気でゴロゴロしている旦那に怒りすら感じる妻は少なくありません。
また、週に数回のゴミ出しで、すっかり家事を手伝ったと勘違いしている旦那も多いようです。
せめてひと言、「いつもありがとう」と労いの言葉があれば別ですが、どれだけやっても当然という態度の旦那に妻はストレスを感じます。
妻のやり方に文句を言う
たまに手伝ってくれても、家事のやり方が異なり、けんかになってしまうというパターンも多いです。
旦那に料理を任せたら、キッチンがとんでもないことに…という経験は、誰もが一度はあるのではないでしょうか。
反対に、なにもしない旦那からダメ出しをされることもあり、これが原因で喧嘩が絶えないという夫婦もいます。「ほかの母親ならできている」と他人と比べられ、妻のほうは怒りを通り越して悲しみすら感じます。
妻側が疲れている
専業主婦であれ共働き夫婦であれ、家事育児に終わりはなく、妻は家にいてもゆっくり休むことができず、肉体的にも精神的にも疲れ果ててしまいます。とくに旦那が在宅で仕事をしていると、それまでの自分のペースが乱され余計にイライラを感じます。
これまでお昼は自分の好きなものを好きな時間に食べていたのに、旦那が家にいると決まった時間にきちんとした食事を作らなければなりません。
結婚前に社会人経験があると、休日に好きなように過ごしていた時間を思い出し、結婚後とのギャップに苦しむ妻も多いようです。
会話をしていない・成り立たない
旦那と大人同士の会話ができないこともストレスの原因です。話しているうちに、仕事や会社の人の愚痴になり、聞くだけで妻のほうはストレスがたまります。
また「疲れた」や「忙しい」などのアピールが激しく、家族で旦那の機嫌を損なわないようにふるまわなければならず、家でくつろぐことができません。
旦那が在宅でもストレスを感じない4つの改善方法
旦那が在宅でもストレスを感じないための改善方法を4つ紹介します。お互いのストレス軽減のために、ここで紹介する方法を試してみてください。
話し合いをして自分の気持ちを伝える
まずは、ストレスを感じていることをそのまま率直に旦那に話してみましょう。
一般に男性は、女性よりも人の感情を察したりすることは苦手です。とくに妻に対しては甘えた部分もあるため、旦那に「気持ちを察してもらう」ことはほぼ不可能だと心得るべきでしょう。
多くの場合、妻がイライラしていることさえ気づいていません。話す際には、相手を責めるような言い方ではなく、客観的にストレスの原因を伝えることがコツです。
また家事育児を手伝ってもいたい場合も、「洗濯を干してもらえると私が助かる」や「子どもの宿題をみてもえたら、私も子供もうれしい」など、自分や子どもを主語にした文章で伝えると、旦那も素直に受け入れてくれるでしょう。
対話は問題解決の基本で、夫婦関係でも大事なものですので、意識して話し合ってみましょう。
「自分の時間」を作って「妻」であることを忘れる
旦那に話しても解決しない場合、自分の時間を作り、「妻」であることを忘れる時間を持つようにしましょう。夜中にひとりで好きな映画を観たり、副業に励んだり、また手芸や料理などの趣味に没頭することで気持ちを切り替えることが可能です。
普段から頑張っている自分にご褒美をあげることも良い方法でしょう。少しお高めのスイーツを食べたり、ショッピングしたりすることで気持ちが晴れることもあります。
相手と自分は「違う人間」であると割り切る
旦那と自分は「違う人間」と割り切り、夫婦だからと必ずしも仲良くする必要はないと発想を変えてみましょう。世間の理想的な夫婦と比べてストレスを感じる人もいますが、外から見た夫婦と実際の中身は異なるということも多いものです。
また、「夫が嫌い」と認めることも1つの選択です。旦那になにも期待しなければ裏切られることもないのでストレスはたまりません。旦那にイライラしないという妻は、このパターンが多いようです。
「旦那=大きい子ども」と思うことも1つの対処方法です。家事育児を手伝ってくれなくても、色々な世話が必要でも、子どもだからしょうがない、これも人生の修行だとあきらめの境地に達することができれば不満も減るかもしれません。
信頼できる友達に相談する
人に自分の悩みを話すことは、ストレスを解消するのに非常に良い方法です。信頼できる友達や実母、ママ友などに相談してみましょう。ほかの人に話すことで、気がつくこともあり冷静になれます。
多くの妻が「夫といるとしんどい」と思っています。同じような気持ちでみんなが頑張っていることがわかると、自分だけではないと安心できます。
まとめ
テレワークの導入により多くの旦那が在宅で仕事をしており、まだまだ先が見えない状況に妻は強いストレスを感じています。
ストレスを溜めたままにしておいても良いことはありません。
「主人在宅ストレス症候群」になる前に、上手にストレスを発散してこの辛い状況を乗り越えましょう。