旦那の給料では生活できない!イライラ回避のために妻ができること

dannna kyuuryou seikatudekinai
  • 「旦那の給料だけでは生活できない…」
  • 「夫の給料が安すぎる・・」

と嘆く妻は少なくありません。旦那の低収入が原因で離婚を選択する人がいるほど、お金の問題は夫婦にとって深刻です。

「お金より愛情でしょう」と思っていても、子どもの教育費や住宅ローン、食費などの現実を目の当たりにすると、稼げない夫に愛情が冷めてしまうのは致し方ないのかもしれません。

そこで今回は、旦那の給料について解説します。併せて、旦那の低収入にイライラしないための対処方法や家計の見直しポイントも紹介しますので参考にしてください。

旦那の給料が低い原因

なぜ生活ができないほど、旦那の給料は低いのでしょうか。その根本となる原因から探ってみましょう。

売り上げが給料に直結する個人事業主

旦那が料理人などで飲食店を経営している、また会社経営の個人事業主であると、お店や会社などの売り上げが給料に直結します。

結婚したときは、「3年で成功しなかったら定職に就く」と約束していたのに、いつまでも夢を追いかけ、次から次に別の事業を始める夫もいます。

このような旦那だと、いつまでも安月給のままということもあり得るでしょう。

昇給前に転職を繰り返す

ころころ仕事を変えるのも、稼げない旦那の特徴です。

通常、会社に長く勤めることで給料は上がっていくものですが、昇給する前にすぐに辞めてしまうため低収入のまま変わりません。それどころか、転職するたびに給料が下がり、仕事が決まらず無職という状況にも陥りやすいでしょう。

職種や業界の選択

一部の職種や業界は給与が低めである場合があります。選択した職業が給与面で競争力に欠ける場合、給料が低い状況になることがあります。

経験やスキルの不足

職務経験や専門的なスキルが不足している場合、昇進や給与アップのチャンスが限られる可能性があります。スキルアップや継続的な学習を通じて、自身の市場価値を向上させることが大切です。

労働市場の状況

労働市場の需給バランスや景気の影響によって、給与水準が変動することがあります。競争が激しい業界や経済の不安定な時期には、給料が低い傾向が出やすいです。

雇用形態や雇用条件

非正規雇用やパートタイムの場合、給料が正規雇用に比べて低いことがあります。また、労働条件や福利厚生の差も給料に影響を及ぼす可能性があります。

個人の評価やパフォーマンス: 個人の業績や成果が評価に反映される場合、パフォーマンスが低いと給与アップのチャンスが減少することがあります。

交渉力の不足

給与交渉がうまくいかなかったり、自分の価値を適切にアピールできなかったりすることで、給料が低くなることがあります。

就業時間や労働条件の制約

就業時間や労働条件の制約によって、給与が低くなることがあります。例えば、シフト制や遠隔勤務の場合、給与が削減されることがあるかもしれません。

平均的な給料ってどのくらい?

それでは実際のところ、世の中の平均年収はどのくらいでしょうか。
自分の旦那が平均や世間と比べてどうなのか気になる方も多いと思います。

以下で、学歴・年齢別の平均月収を表にまとめました。

男性の平均月収

大卒・院卒、高専・短大卒、高卒別で平均月収を表にすると次のようになります。
ボーナスや残業代を加味しない平成30年6月分の賃金です。所得税等を控除する前の支給額であり、手取りではありません。

男性の平均月収
(単位:千円)
大卒・院卒 高専・短大卒 高卒
全年齢平均   400.5       313.8       291.6
~19歳           -           -       180.7
20~24       230.0       207.5       201.5
25~29       263.8       236.2       227.9
30~34       321.1       266.3       255.7
35~39       373.9       297.2       281.4
40~44       426.4       331.7       308.1
45~49       486.1       371.1       331.5
50~54       535.1       401.1       352.6
55~59       522.8       397.0       352.0
60~64       378.4       292.3       256.8
65~69       374.9       255.2       224.4
70~       447.8       254.7       212.3

【出典】厚生労働省:平成30年賃金構造基本統計調査の概況(PDF)

専業主婦でも生活できる?年収別ライフスタイル

旦那の収入がいくらあれば、妻は専業主婦として生活できるのでしょうか。
簡単に年収別でライフスタイルの違いを見てみましょう。

もちろん、例えば東京都心とそれ以外など、地域ごとの差は大きいため、あくまで参考としてお読みください。

年収が300〜400万円の場合

旦那の年収が300〜400万円の場合は、すでにマイホームを所有していたり、車を持たず維持費がかからなかったりすると、妻は専業主婦でも生活できます。

ただし贅沢できるほどではなく、節約しなければという意識は必要でしょう。

年収が500万円ほどの場合

一般に、旦那の年収500万円のラインが、妻が専業主婦でも生活できる最低年収基準といわれています。
これくらいの年収があると、夫婦2人で生活する分には問題ありません。さらに家賃などの固定費を削減できると、ある程度の余裕のある生活が送れるでしょう。

ただし、子どもが生まれると生活が苦しくなる可能性があります。
子どもが欲しい場合は、将来に向けて日頃から贅沢をせずに貯蓄に励んだほうが良いでしょう。

年収700〜900万円の場合

旦那の年収が700〜900万円の場合は、妻が専業主婦でもかなり余裕のある生活ができます。家賃が10万円以上のところでも車を所有していても、生活するのに問題はありません。

しかし年収がいいからと贅沢をすると、貯蓄はボーナスだけということもあり得ます。
年収金額だけを見れば高収入ですが、余裕のある生活かどうかは、そのライフスタイル次第といえそうです。

年収1,000万円以上の場合

旦那の年収が1,000万円以上の場合は、ゆとりのある生活が送れます。ただし年収が上がるにつれて生活水準も上がるため、手元にお金が残らないというケースも多いようです。

年収が上がると自然と交際費も増えるため、節約すべきところは節約するという意識が必要でしょう。

旦那の給料に関するストレス回避!妻にできる4つの対策

「旦那が低収入でイライラする…」と愚痴をいっているだけでは問題解決にはなりません。ストレスを回避するために、妻もできることから始めましょう。

出来るだけ無駄をなくし節約上手になる

自営業だと低収入になりがちですが、自営業だからこそ節税が可能です。ガソリン代や家賃、光熱費なども場合によっては経費で落とすことができます。

食材を特売日にまとめ買いしたり、日用品についてはリサイクルショップを利用したりすることで節約できるでしょう。
携帯のオプションを解約するだけで通信費を下げることもできます。

ここは妻としての腕の見せ所です。

自分自身の収入を増やす

安月給の旦那に頼るのではなく、自分自身の収入を増やすことも1つの方法です。
もちろん、妻も正社員としてフルタイムで働けるのであれば問題ありませんが、子供が幼かったり、親の介護があったりと、なかなか働きにくいこともあるでしょう。

昨今は、ネット環境があればネットビジネスで稼ぐことが可能です。アフィリエイトやWEBライターなど、さまざまな副業があります。
子どもが小さく外に出て働くことができなければ、在宅でできる仕事を探してみましょう。

外で働けるもののフルタイムはちょっと…という場合はパートなどで働いてみてはいかがでしょうか。
働くことで生活にメリハリができ、ストレスを感じることも少なくなり一石二鳥です。

旦那と話し合い、現状の問題を伝える

妻が給料を預かっている場合、旦那は家計の現状をよく理解していない可能性もあります。
まずは、普段から頑張っていることへの感謝と労いの言葉を伝え、それから現状を知ってもらいましょう。

子どもがいる場合や家を購入した場合など、いくつかのパターンで家計のシミュレーションを見せることで現実味が増します。2人でよく話し合い、同じ危機感を持つことが大切です。

現状を把握しランニングコストを減らす

旦那の給料に対してランニングコストが高いようであれば、引っ越すことも1つのアイデアです。
例えば家賃が東京で10万円の物件でも、埼玉だと半額近くの5〜7万円ほどに収まるケースもあります。。

子ども1人を育てるのに、3,000万円くらいかかるといわれています。
子どもを生む予定があれば、何人の子どもであれば育てていけるのか、教育費にいくらかかるのかを事前に調べ、きちんと計画を立てることが不可欠です。

家計を見直す方法|ポイントとともに解説!

ここでは、具体的に家計を見直す方法を紹介します。
どのポイントから見直すべきか、参考にしてみてください。

現在の収入でやりくりが可能かを考える

まずは、家計の収支の把握です。家計簿を付けていないのであれば、便利なアプリなどを活用してしっかりと把握しましょう。その上で、現状の収入でやりくりが可能かどうかを考えます。

妻が妊娠中もしくは子どもが小さくて働くことが無理な場合は、収入をすぐに増やすことは無理かもしませんが、努力次第で減らすことはできます。次の2つのポイントから、家計の見直しを図りましょう。

毎月決まった費用:家賃、通信費、光熱費、保険など

この中でも、通信費などは安い料金プランに乗り換えることで、費用を減らすことができます。保険も無駄なものはないかどうかを今一度確認しましょう。

減らすことのできる費用:レジャー費、交際費

こちらは、努力次第で減らすことができます。ただし、ストレス発散のためにある程度の友達付き合いは必要なので、無駄かどうかの線引は慎重にしましょう。

生活のレベルを下げる

やりくりが難しい場合は、生活のレベルを下げます。家賃の低い地域に引っ越す、車を所有しているのであれば手放す、またはグレードを下げるどさまざまな方法があります。

光熱費や水道料金も努力次第で下げることができます。本やネットから節約について学び、いろいろと試してみましょう。

やりくりが可能になったら貯金する

やりくりが可能になったら、将来のマネープランを立ててみましょう。必要な金額がいくらになるのか、いつまでにいくら貯なければいけないのか、具体的な数値を出すことが大切です。

旦那の会社に財形貯蓄制度などの積立制度があれば、そのような制度を大いに活用しましょう。

まとめ

お金の問題は、夫婦にとって非常に深刻な問題です。

しかし、旦那の給料で生活できないからといってすぐに離婚を考える必要はありません。
現状手にすることができるお給料で生活することができる手立てはたくさんあります。

ぜひ、この記事で紹介した対策を実践して、無理をすることなく生活していきましょう。

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執筆・監修
服部 貞昭
ファイナンシャル・プランナー(CFP・日本FP協会認定)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
東京大学大学院 電子工学専攻修士課程修了
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