不倫・浮気の証拠を自力で集める方法とは?有効な証拠を具体例で解説
配偶者の不倫を疑ってしまったとき、どのようにして証拠を収集すればいいのでしょうか。この記事では、不倫の証拠を集める方…[続きを読む]
離婚の切り出し方って通常皆どうしているんだろう?対面で話す?メール?電話?LINE?
離婚の切り出し方には、会話、手紙やメール、LINEなどさまざまな方法が考えられます。
悩みに悩んで離婚を決意しても、いざ妻(夫)に伝えようとすると、どのように伝えればいいのかと悩むのは当然でしょう。
できることなら、感情的にならずに妻から(夫から)離婚を切り出せればいいのですが、大きな決断である離婚を伝えることはそう簡単ではありません。
離婚を切り出す段階は、対面で話す関係ではなくなっている事が多く、伝え方が非常に悩むことになります。
そこで今回は、「妻からの離婚の切り出し方」や「夫からの離婚の切り出し方」の例文、好きな人ができたから別れようと言ってしまって良いのか、また性格の不一致で切り出すときの注意点や円満離婚になるポイントを紹介します。
スムーズに離婚するには、離婚の切り出し方が非常に重要です。ここでは、上手な離婚の切り出し方を4つ、そして例文を紹介します。
自分からうまく離婚を切り出す自信がないという人は、メールやLINE、手紙で伝える方法がおすすめです。自分の気持ちをきちんと整理して伝えることができ、また妻(夫)も冷静に確認することができ、円満離婚できるケースもあります。
それまでの関係がどうであれ、離婚を切り出すときは、相手の気持ちに寄り添うような言葉を選び、誠実に対応することが大切です。
もし、離婚を切り出すための話し合いの場を設けたい場合は、離婚というワードを避けて、例えば次のような例文の文面で相手に伝えましょう。
メールやLINE、手紙で、自分の意思も伝えたい場合は、次のような例文の文面が考えられるでしょう。
自分の気持ちだけでなく、妻から(夫から)の気持ちも尊重したいというスタンスを見せることが大切です。
落ち着いて話せるようであれば、直接、相手に離婚したいと切り出すのもひとつの選択です。
ただし、一方的に自分の気持ちはこうだとかを伝えるだけだと、相手が意地になり揉める可能性が高くなります。
例えば、性格の不一致で離婚したくなった場合は、次のような例文の伝え方で、あくまでも離婚を「提案」するという形を取りましょう。
離婚について、夫婦ふたりで話すと、円満離婚どころか、非常に感情的になる可能性は高いでしょう。
このような状況を避けるために、親族に同席してもらうことは、お互いの感情が高ぶるのを抑止することができます。
同席してもらう親族には、中立的な立場を守ってもらうようにお願いしましょう。親族が、妻か夫のどちらかに肩入れすると、相手は責められているように感じ、離婚の話し合いなどできなくなってしまいます。
もし中立の立場の親族がいない場合は、次のように弁護士に同席してもらうのがおすすめです。
離婚の理由が性格の不一致であれば、ふたりだけの話し合いでも決着できる可能性があります。
しかし、DVや不倫などが原因であれば、例文のようなテンプレを使っての話し合いは難航することが予想されます。「好きな人だできたから別れよう」なんてものは揉めてしまう代表例です。
このようなケースでは、最初から弁護士に依頼することで、スムーズに離婚を進めやすくなるでしょう。とくに、DVなどで身体に危険が及ぶ可能性がある場合は、迷わず弁護士に依頼し、弁護士から通知してもらうようにしましょう。
また、別居中や話し合いが難しいほど関係性が悪い場合にも、弁護士からの通知という選択肢が有効です。
離婚を切り出すときの注意点を、妻から夫へ切り出す場合、また夫から妻へ切り出す場合と、それぞれについて解説します。
まずは、妻から夫へ離婚を切り出す場合の注意点を2つ紹介します。
一般的に、男性は理論的に話すことを好みます。
一方、女性は感情的になりやすいため、話しているうちに感情が高ぶり、声を荒げたり泣いたりすることもあるでしょう。
妻から離婚を切り出すときは、真剣に考え抜いた結果であること、離婚後の生活も算段済みであることを、毅然と言葉と態度で示しましょう。
自分を主語にして相手を責めるようなことは言わないようにしましょう。
たとえば「あなたの〇〇が嫌いだった」という言い方ではなく、「私にはあなたの〇〇することが、どうしても受け入れられなかった」と淡々とした口調で話すことで、離婚への強い意思を伝えることができます。
なぜ離婚したいのか、その理由をきちんと明確にしておきましょう。
メモなどに整理しておくと、話している間も落ち着いて話し合いを進めることができます。
また不倫や浮気などが離婚の原因であれば、証拠などを示しながら話し合いを進めるとよりスムーズです。
次に、夫から妻へ離婚を切り出すときの注意点を説明します。
夫から妻へ離婚を切り出すときは、妻が離婚後の生活に不安を抱かずにすむような良い条件を提示することが大切です。
とくに妻が専業主婦の場合、生活費や子どもの教育費、住居費などを考え離婚を拒むケースがほとんどです。
普段から、夫婦双方が性格の不一致などで悩んでいる場合、離婚後の生活を保証してくれるなら離婚に応じてもいい、という妻は少なくありません。
妻が離婚を全く想定していない場合、感情的に反発するケースが考えられます。妻から、ひどい言葉を吐かれたり泣き落としをされたりする状況を織り込んでおくべきでしょう。
どのような状況になっても、夫はあくまでも冷静な態度を貫き通すことが大切です。
ここでは、離婚を切り出すときの共通のポイントを紹介しましょう。
離婚は感情的な決定ではなく、慎重な考慮が必要です。関係に問題がある場合、冷静にその原因を考え、離婚が避けられないと判断した場合に切り出すようにしましょう。
離婚を切り出すタイミングは重要です。相手が仕事や個人的な問題に直面している時期や、子供の重要なイベントがある時期など、避けるべきタイミングもあります。
早く離婚したいからと、離婚を迫ることは良くありません。
相手が離婚を薄々感づいていたとしても、離婚を簡単に決められる人はいないものです。
また、1日で決着をつけるのではなく、2時間ほど話したらその日の話し合いは終了といった態度で臨むことが必要です。
話があまり長引くとお互い冷静な判断ができなくなってきますし、少しずつ話し合った内容をお互いに考える時間を取ったほうが、建設的な話し合いになるでしょう。
離婚の原因が「不貞行為」「モラハラ」「DV」などのような場合、後ほど不利にならないように事前に有利になる証拠を集めておきましょう。
もし離婚裁判になった場合、離婚が認められるためには法定の離婚原因(例えば不倫)が必要です。
そのため、相手の不倫などは証拠を取っておくのが望ましいでしょう。証拠が十分あれば慰謝料も請求でき、提示した条件をこちら側が降りではなく有利な状態で飲んでくれる可能性が高まります。
このようなケースでは、法的にどのような証拠が必要なのか、弁護士に確認することをおすすめします。
子どもがいる場合、子どもの気持ちを最優先に考慮し、子どもの留守中に離婚を切り出しましょう。
親が目の前で離婚の話し合いをしているのは、子どもにとっては非常につらいものです。
子どもが学校に行っている間や祖父母宅に遊びに行っている間などを利用します。話し合いが一区切りつき、子どもが帰ってくるまでにお互いが落ち着けるだけの時間も必要なため、少なくとも半日程度は時間を確保できるようなタイミングを選びましょう。
離婚は、子どもにとって非常にショックな出来事です。子どもの前では親であることを忘れずに、離婚について揉めている姿を見せないようにします。
離婚を切り出すには、良いタイミングや時期を見計らうことが必要です。
どのようなタイミングや時期を選ぶべきでしょうか。
結婚してからそれほど時間が経っていなければ、心理的に離婚へのハードルはぐっと下がります。
子どもがいなかったり、年齢的にも若くて再就職が可能だったりすれば、離婚しても新たな人生を思い描くことができます。
長い結婚生活の後では、子どもの養育費や親権、慰謝料、財産分与など、手続きの面でも複雑になりがちです。
結婚後にどうしても上手くいかないという場合、お互いの幸せのためにも、早めに離婚を決断することもひとつの選択かもしれません。
離婚を切り出すには、自分が冷静に話せるときが1番良いタイミングです。
不倫や浮気が発覚した直後であれば、自身も冷静になれず、お互いを責め合うだけになってしまいます。
相手が仕事で疲れているときや、仕事で上手くいっていないようなときは、感情的になる可能性が高いためおすすめしません。
離婚を切り出すタイミングとしては、お互いに時間的余裕があるときが良いでしょう。
「忙しいからまた今度」という言い逃れを防ぐこともできます。
相手がゆっくりと考えられる時間を取り、誠実に話し合うことが最も大切です。
妻からにしろ夫からにしろ、離婚の切り出し方は人それぞれであり、これがベストというものはありません。
離婚を切り出す勇気を持ち誠実に対応しても、相手が感情的になってしまえば泥沼化し、離婚するまでに時間がかかるでしょう。
そのため、ここで紹介した離婚の切り出し方を参考に、どの方法が最も良いのかを考えてみてください。
離婚の切り出し方がわからない場合やDVなどで悩んでいるときは、離婚問題に詳しい弁護士に相談することをおすすめします。
じっくり話を聞いてもらってアドバイスをもらうだけでも、だいぶ方向性が見えてくることもあるでしょう。