義両親の介護をしたくない!介護拒否はOK?ストレスを溜めない方法は?
自分の両親ならまだしも、長男の嫁だからと義両親の介護を押し付けられるのは気分が良いものではありません。特に、義両親と…[続きを読む]
義両親から一緒に暮らさないかと提案を受けたものの、「正直、義実家で同居したくない…」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、既に同居をしていて、精神的なストレス・イライラで限界だという方もいるかもしれません。
義両親と同居するのは想像以上に疲れてしまうものですよね。
そこで今回は、義実家での同居でイライラする事例や姑と同居したくない場合に拒否する方法についてご紹介していきます。
義実家、特に姑との同居では様々なトラブルが起きることがあります。
まずは、姑と関わりたくなくなるいくつかの事例を見てみましょう。
最初に、姑からの過干渉です。
家事の仕方や自分たちの子どもの教育方針にしつこく口出しをしてくることがあります。
自分には自分のやり方があるのに、姑のやり方や古い価値観を押し付けられるのはあまり気分が良いものではありません。
また、夫婦間で揉めたときには基本的に姑が夫の味方となるため、妻がいつも不利になってしまいます。
出かける場所や買ったものなども詮索され、監視生活を送っているような息苦しさやイライラを感じることもあり、同居したくないと感じることでしょう。
同居するとなると、水道光熱費・食費・固定資産税など、様々な部分でまとめてお金を払うことになるでしょう。
そのときに、自分たち夫婦と義両親のどちらが払うのかで揉めることがあります。
義両親に払ってもらうと「こっちがお金を出しているんだから」と大きな顔をされますし、自分たちで払うと金銭的な負担が大きくなってしまいます。
加えて老後の介護も入ってくると、施設への支払いや介護で使う日常用品の購入なども増え、金銭面での負担がますます大きくなって疲れてしまうので、義母・義父と同居したくないと感じることでしょう。
食事の好みや生活のリズムなど、日常生活の全般で義両親と合わないというケースもあります。
夫の帰宅が遅くても義両親への食事は時間通りに出さないといけないですし、義両親が早く起きていれば「自分も早く起きなければ」というプレッシャーが生まれます。
義両親に合わせて行動することが求められるため、自分のペースで生活できず徐々に心も体も消耗していってしまうのです。
疲れたときやしんどいときには、自分の家でゆっくり休みたいものですよね。
しかし、義両親が家にいると、だらけた姿を見せられないので休むことができません。
また、夜中に行動するときには物音に気を付けたり、姑の長い愚痴や昔話を聞き続けなければならなかったりと、気を遣うシーンも多くあります。
一方で、逆に会話がなくなったり、無視してくる場合もあります。
同じ空間で過ごしていると私物を勝手に使われることもあり、「自分のものが勝手に見られているのでは?触られているのでは?」と不安になる人もいるようです。
このように義実家でトラブルがあると、姑の方も多かれ少なかれ同じようなストレスを抱えることがありそうですが、なぜ私は同居したくないのに、姑は同居に前向きなのでしょうか。
姑が同居したがる理由は、単純にやることがなくて時間を持て余しているというだけの場合があります。
年齢を重ねると外に出かけることも少なくなるでしょう。
しかし、家で籠りっぱなしではつまらない生活になってしまうため、息子夫婦と賑やかな生活を送りたいと考えているのです。
また、別居ではたまにしか孫に会えませんが、同居していれば毎日会うことができます。
可愛い孫の成長を見守るためにも同居したいと思っている人もいるようです。
もはや古い考えではありますが、姑の気持ちとして「長男の嫁が自分たちの世話をするのは当たり前」と考えている人もいます。
そのため、結婚後には同居して介護まで面倒を見てもらうことを前提に話を進めてくることがあります。
また、同居をすることで周りの人に「良い息子夫婦をもっている」と思わせたいという理由もあるようです。
世間体を気にするがゆえに同居を迫ってきているのかもしれません。
高齢になると、仕事を定年退職をして年金で生活することになります。
また、体力もだんだん衰えてきて、家事をすることが難しくなるでしょう。
そこで、息子夫婦と同居することで金銭面での負担を分けると同時に、嫁に家事を手伝ってもらおうと思っている場合があります。
やはり、嫁からすれば義両親は物申し辛い存在です。
そのため、姑の気持ちとして”言うことを聞いてもらいやすい嫁”という存在がいることで、より楽に生活できると考えている人もいるようです。
それでは、義両親・姑との同居を断るにはどうすればいいのでしょうか。
ここでは3つの方法をご紹介します。
例えば新婚夫婦の場合なら、しばらくは夫婦二人で生活リズムを整えていくために時間が必要だという人も多いでしょう。
そのため、「夫婦水入らずの空間を作りたいので」とはっきり伝えれば義両親も時間をおいて同居を考えてくれる可能性があります。
特に子どもが欲しい旨を伝えておくことで、義両親も察して同居を待ってくれるかもしれません。
ただ、この方法では一定期間しか効果がない恐れもあるため注意してください。
「誰かの力を借りずにまずは夫婦で頑張ってみたい」と伝えるのも1つの手です。
このとき、お義母さん達のように立派な子育てをできるようになりたい、などと相手を褒めるようにして断ると、義両親としても悪い思いはしないでしょう。
また、「困ったときには力を貸してもらってもいいですか」とワンクッション入れておくことで相手も引き下がりやすくなるかもしれません。
「自分の親からも同居を希望されているが断っている」と伝える断り方もあります。
さすがに義両親も、嫁の両親を差し置いて自分たちと同居してほしいとは言いにくいはずです。
また、旦那が同居に賛成している場合にもこの断り方を活かすことができます。
旦那に「私の親も同居したいって言っているんだけど…」と伝え、嫁が義両親と暮らすのと同じ状況を想像させてみてください。
それで旦那が妻の両親と暮らすことに気が乗らないとしたら、妻である自分も同じ気持ちだと理解してもらえるでしょう。
同居を求められて引っ越しをする必要性が生じた場合は、子どもを理由に断るのもいいでしょう。
引っ越しが伴うと転校しなければならなくなったり、通っている習い事も辞めさせなければならなくなったりします。
「子どもが友達と離れたくないと言っている」「今の習い事を頑張らせたい」と伝えれば、義両親も納得してくれるかもしれません。
最後に、既に同居している人・同居が決まってしまった人に向けて、うまくいく同居方法をご紹介していきたいと思います。
事前に同居のルールや金銭面の分担など、トラブルになりそうな部分は義両親との間で話し合っておくようにしましょう。
その際に義両親との会話で性格や好みを把握したり、好感度を上げておくことも大切です。
また、
など、夫とも個別に話し合って自分の意見を伝えておきましょう。
多少お金がかかりますが、思い切って二世帯住宅に住んでしまうことでストレスを回避することができます。
メーターが別になっていれば水道光熱費などの分担に悩む必要がありませんし、住む空間が違えば相手の生活リズムに合わせて行動する必要もなくなります。
玄関まで別々にすることができれば、義両親からの過干渉も防ぐことができるでしょう。
血縁の家族ですら揉めることがあるのですから、義両親との同居生活が上手くいかないのは当たり前のことです。
また、あくまで結婚は夫婦同士がしたいと思ったもので、義両親のためにしたわけではないはずです。
そのため、無理に良い嫁になろうとして自分が辛い生活を送る必要もありません。
同居を重く考えすぎず、キツイと感じたら夫や友人などに相談して同居を諦め、別居を考えるようにしましょう。
また、義両親に気を遣いすぎることをやめて、家事・育児などを手伝ってくれそうなときはお願いしてしまうのも考えてみてください。
以上、義両親・姑との同居における関わりたくなくなるストレス事例や同居を断る方法、姑の気持ちなどについてご説明しました。
本来であればリラックスできるはずの自宅で気が休まらないのは、辛いものです。
想像以上にストレスが溜まることも多いため、気が乗らないのであれば同居はしない方がいいかもしれません。
もし同居の断り方や同居におけるストレスで悩んでいるのであれば、先述した対策法を試してみてはいかがでしょうか。