親の離婚にショック|子供の気持ちとその影響。年代別に考えてみよう

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両親の離婚は、子供にもいろいろな面において影響してしまいます。

本当ならば父親と母親が揃っているはずなのに、どちらか片親になってしまう状況について子供はどのように感じているのでしょうか。子供の年代別・年齢別に考えていきましょう。

そもそも面会交流や養育費はどう決定したか

離婚をすることになってしまった場合、夫婦間で「面会交流」や「親権」「養育費」などについて話し合いをして決定しているはずです。

面会交流とは、親権者にならなかった親と子どもが面会することです。こちらは「離婚と子供 | 面会交流調停で決める条件や弁護士費用の相場とは」のページも詳しいのであわせてご参照ください。

養育費に関しても、ある程度元夫(元妻)にしっかり請求しておかなければ、教育環境が苦しくなります。こちらも「知っておくべき養育費の決め方【2018年版】」などのページもあわせてご参照ください。

しかし離婚後の子供たちの環境を必要最低限良いものにするために、上記のことをうまく決定しても、子供が満たされた生活をするかというとそういうわけにはいかないのが現実です。片親を生活の中から失った「子供の心理」はまた別の話なのです。

年齢が2歳、3歳、4歳ぐらいの心理

まず子供が小学校に入る前の幼少期の場合には、子供はまだ「離婚」という実態についてはよく分からないものです。どうしてなのか分からないけれども、片親しかいないことに対して、いつもと何か違うと察して寂しさや物足りなさ、不便さなどを感じて泣くことが増えるケースも多いようです。

また「みんなはお父さんお母さんがいるのに、自分だけ片方しかいない」ということに気付いて、友達との差を感じる子も出てきます。「どうしてパパはいないの?」など素朴な質問をすることもあります。

保育所の行事のときにパパがいないことで、「わたしのパパは死んだからいないの」など言う子もいて周りをびっくりさせるケースも見られますが、分からないなりに寂しさを感じているのは事実です。引き取った親はできるだけ子供といる時間を増やしてコミュニケーションをしっかり取ることが、大切です。

小学生低学年&高学年の心理

次に小学生の場合を見ていきます。3年生くらいまでの低学年の子供は、親にまだまだ甘えたい年頃です。自分には片親しかいないと思いうまく甘えることができず、親にかまって欲しい気持ちから余計に悪さをする子もいるでしょう。特に男の子は、親の気を引くためにわざと怒られるようなことをしてしまう場合もあります。中には不安定な気持ちから、おねしょをしてしまう子もいます。

そんなときにはただ叱るのではなく、子供の心の奥に潜む「甘え足りない気持ち」を汲んでやる必要があるでしょう。

高学年の場合

高学年になってくると、だんだんと「離婚」の意味も分かってくるようになります。「両親が仲が悪くて離れて住んでいる」というふうに捉えて、詳しくは分からないけれども問題のある家庭に生まれたのだと悩んでしまう子もいるかもしれません。特に引き取った親があまりにも忙しかったり、暗い表情を見せていたりすると、子供も余計に寂しさを感じるでしょう。

けれども高学年になると友達と遊ぶ時間や学校や塾や習い事の時間も楽しくなってきます。親が片親であってもあまり気にせず、友達と楽しく遊んだり習い事に夢中になったりしてのびのびと成長していく子も意外と多いものです。親の離婚で暗くならずに元気に過ごせるかどうかは、友達の多さやコミュニケーション力、兄弟関係なども関係してきます。できるだけ子供が楽しめる時間を作ってあげることで、子供の心も明るくなるでしょう。

中学生の心理

それでは子供が中学生の場合はどうでしょうか。

両親が揃っている円満な家庭で育っていても、思春期のこの時期にはいろいろと敏感に思い悩む子供が多いものです。両親が離婚したとなると、そのことを複雑に捉えて「自分は不幸な子供だ」と感じてしまう子もいるでしょう。何かにつけてデリケートな感情になりやすい時期なのです。

例えば学校でいじめに遭った場合でも、親の離婚はいじめの原因には関係ないとしても、「自分がいじめられるのは片親のせいだ」などと感じてしまう可能性があります。勉強がうまくいかなかったときも、「両親がいてくれればもっと勉強できたのに」というふうに、親の離婚についてとても過敏になってしまうのです。

そんなふうに家庭問題について複雑化して捉えてしまう子供の場合、万引きや喧嘩などの悪さを起こしてしまう子もいれば、不登校や引きこもりなどに陥ってしまう子も見られます。また胃腸炎や頭痛など、心因的な不調を訴える子もいるでしょう。攻撃的になるか内向的になるか、どちらかの特徴が過度に出てしまうケースが多いです。

ちょっとしたことでも精神的に参ってしまいやすいこの時期は、両親の離婚は大きな傷になりやすいと言えます。精神疾患につながることもあるので気を付けなければなりません。

高校生の心理

高校生にもなれば、親の離婚について冷静に捉えることができてきます。中には「お父さんとお母さんが喧嘩して仲が悪い状態を見ているより、離婚してそれぞれ幸せになってくれたほうがいい」というふうに大人の意見を言う子も見られます。

また高校生になると恋人がいる子供もいるでしょう。自分も恋愛をする中で、何もかもうまくいくわけではないという現実も知るようになり、親の離婚に対しても「仕方がない」と割り切ることができるのかもしれません。

高校生の子供とは、親はしっかりと向き合って「大人同士」の話し合いの場を持つことが大切と言えるでしょう。そうして親の気持ちをしっかり打ち明けてもらうことで、子供も「自分はもう大人として見てもらっている」という気持ちになり、自分の意見もきちんと親に伝えることができます。そうすることで親子関係もぎくしゃくしません。

このように、幼少期から高校生まで各年代によって、両親の離婚に対する捉え方や心の状態はまた違ってきます。離婚を考える場合は子供の年代も踏まえて決心することが大切です。

離婚した後、公的な扶助を受けることができるか?

「離婚が子供に対して心理的な側面で、大きな影響を及ぼすことはわかっていただけど、離婚に踏み切ることにした」という場合も非常に悲しいことですがあります。

その際に、家庭の環境ができるだけ変わらないように、心理的な面・経済的な面で心安らげる場所を与えて上げる必要があります。

「再婚すれば良いのか?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、別の父が与えられても年齢が高いほど納得はしないでしょう。

ひとまずは経済的な環境だけでも与えて上げるためにも公的な扶助について考えましょう。

生活支援の扶助については「子持ちの離婚 | 知らないと損?シングルマザーの生活支援制度はこれ!」のページが詳しいので、こちらもあわせてご参照頂ければ幸いです。

もしくは生活保護という選択もあるかもしれません。「生活保護を考えている方必見!車や医療費、家賃のこと 2018年度版」のページをご参照ください。

いずれにせよ、離婚をするということは大きなリスクが伴います。夫婦ともにお互いに歩み寄る姿勢を最後まで諦めないようにすることが肝心です。

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