一人になりたい主婦の原因・心理と一人になれる場所・対策などを解説

- 一人になりたい・・・なぜだろう?
- 自分だけの時間をすごしたい・・・
毎日の子育てや仕事に必死だと1日が過ぎ去るのはあっというま。家族と過ごす時間も良いけれど、たまには思いっきり一人で過ごしたくなることってありますよね。でもなぜ一人で過ごしたいと思うのか、疑問に思うときもありませんか?
そこで今回は、一人になりたくなる主婦について解説します。一人になりたくなる原因・心理や特徴、一人になりたい時にやってはいけないこと、一人になりたい時の対処法についてご説明します。
目次
なぜ主婦は一人になりたくなるのか
一人になりたいという感情は誰しも持っています。では、なぜ主婦に多いのでしょうか?
ひとりになりたくなる心理&原因、一人になりたくなる主婦の特徴まで理解していきましょう。
一人になりたくなる主婦は多い
- 「子育てに疲れたのでひとりになりたい」
- 「たまには家族から離れて一人の時間が欲しい」
- 「一人でゆっくり考えたい」
こんな感情を持つことは珍しいことではありません。特に子持ち主婦や働いている主婦の方にはよくあることです。インターネットで検索してみれば同じ感情を抱いている人がいかに多いかがわかります。
一人になりたい気分の原因はさまざまです。単に忙しくてストレスが溜まっているケースもあれば、単純に家族を距離をとりたいと思うこともあります。「こんな感情を抱いている自分は嫌なやつ?」なんて考えてしまうこともあるかもしれませんが、全くそんなことはありません。ご自身の本能、感情があなたに何かを訴えかけているのだと考える方が正しいです。
一人になりたくなる原因・心理は?
では心や頭の中でなぜ「一人になりたい」と考えてしまうのでしょうか?考える原因・心理としては、以下のようなことが挙げられます。
- 家事や仕事の疲れ
- 子育ての疲れ
- 子どもの学校、職場などの人間関係のストレス
- 精神的にショックな出来事があった
- 環境の変化
働く主婦、子育て中の主婦はとにかく忙しい人が多いです。家事や子育て、仕事に追われて生活しているので一息つく間もないという人は多いでしょう。毎日朝から晩まで一生懸命で気がついたらまた朝になっているパターンもあります。忙しい日々を毎日のように繰り返していると、心は「休んで」と声をかけてきます。これが一人になりたいという原因の1つです。
また子育て中の場合は、何をするにも一人になることはできません。少し目を離した隙に子どもが泣き始めたり、怪我をしないように見ていないといけません。ゆっくりお茶を飲むこともできず、常に子どもと一緒ですから、疲れてしまうのも当然です。
子どもが保育園、幼稚園、小学校に行くようになれば少しは自分の時間ができるかもしれませんが、今度はあらゆる場所で気を遣わなければいけなくなります。ママ友繋がりや園での出来事に気を病んでしまう人もいらっしゃいます。働いている方は、小さな人間関係のストレスが積み重なり、耐えきれなくなることもあるでしょう。子どもを含めて、誰かのことを常に考えていると、心が疲れてしまうのも理解できます。
両親が他界した場合、子どもの病気などの精神的ストレスはかなり大きくなります。これにより他のことを考える気力もなくなり、一人になりたいと思うこともあります。誰かに感情を打ち明けるだけでなく、一人でゆっくり考える時間も同じように重要です。
他にも結婚して環境が大きく変わったこと、職場が変わったこと、住んでいる地域が変わったことなど、大きな人生の変化によってストレスを抱える人もいます。誰かに頼るよりも自分の時間を見つけて自分を癒したいと考えるのは一般的なことです。
一人になりたい主婦の性格、生活の特徴
一人になりたいと考える主婦には、性格と生活に一定の特徴があります。例えば、以下のような特徴です。
- 人に気を遣いやすい
- 長期間一人暮らしをしていた
- 接客業などで常に人と接している
- 家から外に出られない生活をしている
人によく気を使う人は誰かと接することで疲れてしまいます。心を回復させるためには一人の時間が必要になるのです。結婚前にひとり暮らしをしていた時期が長かった場合、それを楽しめていた場合は、家族と常に一緒の時間を苦痛に感じることがあります。
ひとり暮らしのときは、完全なる自分だけのスペースが確保できますが、結婚するとそうもいきません。これがストレスになるのです。
接客業に従事している人は、常に人と接していることから、「家では一人になりたい」と思います。逆に子どもが生まれたばかりで外に出ることができない方にも「一人の時間がほしい」と思いがちです。
一人になりたいときは心のSOS !やってはいけないことはある?
次に、一人になりたい時にやってはいけないこと、そして「一人になりたい」感情に潜む心の病気についてご説明します。
ひとりになりたい時にやってはいけないことは?
一人になりたいと思ったら、心が軽いSOSを出している解釈してください。そんな時に、以下のことをするのはNGです。
- 自分を責める
- 完璧主義になる
- 感情を隠す
一番やってはいけないことは「自分を責める」ことです。こんなふうに思ってしまう自分はダメな人間、母親、妻だと思ってしまう人がいます。
子どもがいて、夫がいて、仕事があって幸せなはずなのに「一人になりたいなんて贅沢だ」と考えてしまうのです。先にも言いましたが、そう思うのは普通のことですので、絶対に自分を責めないようにしましょう。責めるほど、感情は大きくなります。
また完璧に物事をこなそうとするのもNGです。疲れている状態でさらに上を追い求めると心が限界を迎えます。そうならないようにするためにも、今ご自身でやっている全てのことに、優しい気持ちで見るようにしてください。完璧な人なんていません。
辛いときは辛いと言っても良いし、一人になりたいときはそう言っても良いんです。感情を隠すとストレスは悪化します。
心の病気が隠れている?
一人になりたい感情が長く続き、解決できない場合には心の病気が隠れていることもあります。一人になりたい気分が急激に大きくなり、感情をコントロールできなくなってきた場合は危険信号です。
うつ病や自律親権失調症、産後うつ、社会不安障害などさまざまな精神疾患が考えられます。昔とは真逆の変化、例えば「前は楽しめたのに友達と話しても疲れるようになった」などがある場合は専門機関に一度相談してみると良いでしょう。
一人になりたくなった時にすべきこと
「一人になりたい」気分になったときにすべきこと2つをご紹介します。
ひとりになれる場所を探す
まずは、一人きりになれる場所を探しましょう。家で一人きりになれるスペースを見つけることは難しい方も多いと思いますので、公園、カフェ、自然の見える場所など外で探してみてください。
公園なら家の近くで探すことができる方も多いと思います。自然を見ることができるので、ゆっくりとしたひと時を過ごすことができます。近くに海や川、山など自然の見えるスポットがあるならそこまで散歩に行くのもありです。
一人で散歩することもちょっとしたリフレッシュタイムになるでしょう。都会に住んでいて公園すら難しいという方は、カフェを探してください。お気に入りのカフェが見つかれば、そこで過ごす時間がリフレッシュになります。
他にも、一人カラオケで「ミータイム(自分のための時間)を作る」という人もいます。カラオケで大きな声を出せばストレス解消にもなりますが、歌が好きではなくても一人の空間が用意されていますので、読書をするなどご自身の好きな方法で過ごすことができます。
「一人になりたい」ときは、一人になれる場所をまず見つけることが重要です。あなたの心が求めていることを実践してみましょう。
一人になれる時間を確保する
そうはいっても「ひとりになれる時間がない」という方も多いでしょう。この場合は、短時間でも確保することが重要です。子育て中で子どもから離れられない場合は、夫や両親と相談して「朝(あるいは夜)この1時間or 30は一人にしてほしい」とお願いしてみてはいかがでしょうか?
あるいは半日両親に子どもを預けて、外に出かけるのも1つの方法です。難しいと考えがちですが、意外とお願いすれば叶うこともあります。とにかく一人の時間を確保できるように動いてみてください。
協力者がいなくてひとりになれない場合は、子どもが寝ている時間の夜や早朝の時間などを活用して自分の時間を作りましょう。
まとめ
「一人になりたい」ときは、精神的に疲れていることから、自分の時間と場所を確保することが必要です。
これを実現できるように、周囲の協力を得る方法などを自分で模索することが大切です。