夫の浪費・金銭感覚に疲れた!喧嘩せずお金の話をするには?

dannna rouhi
  • 「夫の浪費癖に疲れた」
  • 「旦那の金銭感覚がおかしい。信用できない。」
  • 「旦那の金遣いが荒い…お金がたまらない。将来が不安!」

そう嘆いている奥様もいらっしゃるのではないでしょうか。

マイホームやマイカー資金、教育資金など、今後家族として暮らしていくためにはさまざまな出費が予想されます。
家族の将来のためなのに貯金に協力的でなく、お金の価値観が合わないという場合は喧嘩の原因にもなり、果ては離婚の可能性も…。

夫の金銭感覚や浪費癖がひどい場合、話し合いをしてもなかなか価値観が合わず理解してもらえなかったり、不機嫌になってしまったりしますが、どうしたら良いのでしょうか。
金遣いの荒い夫の特徴を理解し、どんな解決方法があるのかを探っていきましょう。

もう信用できない!お金遣いの荒い夫の特徴

まずは、お金遣いが荒い夫の特徴から見てみましょう。
お金についてルーズであったり、浪費癖が強い夫はどのような特徴があるのでしょうか。

無計画な消費

お金遣いが荒い夫は、無計画に消費を行う傾向があります。収入に対して予算を立てず、衝動的に高額な商品やサービスを購入することがよくあります。夫の金銭感覚がおかしいと感じてしまう瞬間です。

贅沢な生活

荒いお金遣いをする夫は、贅沢な生活を好むことがあります。高級品や高額な娯楽を好み、節約や倹約をせずに生活することがあります。

自分の事しか考えない

お金遣いの荒い夫は、目の前のことや自分の欲望に忠実です。

たとえば、妻に対しては「お金に細かい」「器が小さい」と批難したり、逆に自分を持ち上げて「俺が食わせてやっている」という自分本位な考え方をしがちです。

仕事の付き合いを重視・断れない

同僚や部下、取引先との付き合いを重視する仕事人間であることが多いです。

また、単にお酒好きであったり、人付き合いが好きだったりするタイプも。
もし誘いを断ったら「もう誘ってもらえないのでは?」と考えている場合もあり、誘われると断れないため浪費を重ねてしまいます。

他にも、会社の社風として仕事をこなして男同士で飲みに行くことが多かったり、そういった「文化」として流されてしまうことも考えられます。

見栄っ張り

外車や高級車、バイクなどを購入することも多いです。
純粋な趣味ならいいのですが、見栄を張るために分不相応にお金をかけてしまうことがあります。

自分を良く見せたい、高く見せたいという思いから、面倒見の良さをアピールし、見栄を張るために周囲におごるということもしばしば。
自分に自信がないため、周りの目をひどく気にしているという側面も見られます。
自分が優雅な生活をしていることを誇示するため、必要以上におごったりお金を使ってしまったりするケースが多くあります。

心が満たされず、趣味にお金をかける

ギャンブル(パチンコや競馬など)、FX、スマホゲームの課金などについ使ってしまう人もいます。

趣味は人それぞれではありますが、こうしたものにお金を際限なくかけてしまうタイプは心の病気の可能性も否定できません。
ギャンブル依存症、ネットゲーム依存症などが考えられる場合は、深刻な事態に陥る前に早めの対策が必要となります。

一人暮らしの経験ゼロ

自活経験がないと、家計や貯蓄といったお金の流れに無関心になりがちです。

ずっと実家暮らしだったり、一人暮らしでも多くの仕送りがあり、あまり自分でアルバイトをしていなかった場合もお金に無頓着になりやすいです。
お金に困った経験がないと、妻がどうして怒っているのか、お金について何を言っているのかが理解できなくなってしまいます。

お金に対する価値観が合わない根本的な理由

妻と夫、赤の他人が一緒に生活をしていると、まったく理解できず喧嘩になってしまうこともあるでしょう。
そこをすり合わせながらお互いに理解を深め合っていくものですが、お金に関わることはそうも言っていられません。
生活に直接響いてしまうことなので、早急に手を打つ必要があります。

そもそも、どうしてここまでお金に対する価値観が合わなくなってしまうのでしょうか?

両方とも、自分の意見が正しいと思っている

夫には夫なりの、そして妻には妻なりの意見をもっています。
お互いに自分が良いと思って買い物をしたり、自分の趣味にお金をかけるものですが、それぞれに考えがあって買い物をするので理解しようとすることが必要です。
頭ごなしに否定をせず、まずは話を聞いてみましょう

もちろん、お金だけでなく日常の気になることについて話し合いをするときでも、こちらの意見を相手に押し付けずに配慮する必要があります。

将来のビジョンをきちんと共有していない

夫婦は家族。一生をともに過ごしていくために、お金は必要不可欠です。
では、そのお金を家族として何に使っていくのでしょうか。

子どもを授かり、育児・教育資金として使っていく、マイホームを購入したい、マイカーを購入したい…など、将来に向けたさまざまな目標があるでしょう。
将来のビジョンを、夫婦できちんと共有しているでしょうか?

  • 夫はマイカーが欲しい、でもマイホームはまだいらないと思っている
  • 妻はマイホームが欲しい、でもマイカーはまだいらないと思っている

たったこれだけでも目標となる貯金額に大きな差が出てしまい、夫婦間でお金の使い方に違いがあらわれてきます。
それぞれの目標や欲しいものについて夫婦で話し合い、共有の目標を立てることが大切です。

喧嘩が嫌だから、話すことをタブー視している

お金に関する喧嘩が続くと、喧嘩が嫌になって徐々に話し合うことを避けるようになります。
喧嘩はとてもパワーを使ってしまうことですが、腹を割って話し合うことは必要です。
話の切り出し方によって夫が不機嫌になってしまったり、お金の話ができないとストレスが溜まってしまうかもしれませんが、放っておいて良いことはありません。

将来のためにも、現状を変えるためにも夫婦として改めて話し合いをしましょう。

旦那の浪費癖・金銭感覚を治す3つの方法

続いては、実際に夫の浪費癖や狂ってしまった金銭感覚を治す方法について見てみましょう。
まずは我が家の家計が置かれている状況を把握し、曖昧ではなくしっかりと現状を知ってもらうことが大切です。

高価なものを買うときには、必ず相談するよう約束

バイクや車が趣味という夫は多く、時には高価なパーツが欲しくなり、勝手に買ってきてしまう場合もあります。
まずは、こうした状況になったときに「相談してもらう」ようにしましょう。

そこで大切なのが、むやみにダメと言わないこと。
まずは夫の話を聞き、どうして必要なのか、価格によってはしばらく他のものが買えないなどの条件をつけてみましょう。
最初から頭ごなしに否定したり、すべてをダメだと言ったりしないよう注意しましょう。

家計の全体像を説明する

浪費癖を治すためには、まず現状の家計を理解してもらうことが大事です。
一か月にかかるお金を項目別に一覧にし、全体像をまず説明しましょう。
月々の収入と支出、そこから年間でかかる費用も分割して計算に入れて説明をします。

年間でかかる費用の一例

自動車保険
旅行代金
車検費用
家のローン等々…

また、定年までに貯める必要のある教育費や老後資金といった今後のお金も、少しずつ捻出して貯金をしていくものなので計算しておきましょう。

そして、1~3か月に一度は家計管理の見直しを行うことを前提にしておくと良いでしょう。
このとき、夫を責めるような口調にならないよう、あくまで現状をお互いに把握し、共有するというスタンスでいるようにすると、喧嘩になりにくくなります。

また、どうして家計の状況を共有するのかという「目的」をしっかりと伝えることが重要なポイント。
あくまで「あなたが好きで、結婚生活をずっと続けていきたい」「一緒に旅行に行きたい」など、前向きな言葉を添えてモチベーションを高めてあげると良いでしょう。

夫婦小遣い制度・分割払い・別会計の導入

毎月の生活費用のメイン口座のほか、貯蓄用の積立口座、夫用・妻用の個人口座と完全に口座を分けましょう

また、お小遣いを月一回にするとすぐに使ってしまうという場合、半月に一度や月に3回というふうに分け、家計をより意識してもらうのも効果的です。
お小遣いを渡すときに「これは○月○日までの分ね」と伝えると、具体的なイメージが湧きやすくなり使い過ぎを防ぐ方法になります。
いきなり「こうします!」と宣言して始めるのではなく、どうしてこんな方法をとりたいのか、前述の「家計の全体像を説明する」ように、目的をきちんと話してからにしましょう。

加えて、最初は期限を決めて始めた方が無難です。
お小遣いについて変更があった場合、夫にとって強いストレスになりかねないことや、慣れずに混乱してしまう可能性もあります。
まずは3か月~半年を目安に始めてみて、今のままでは生活ができない…と夫が実感できるように努めましょう。

まとめ

旦那の浪費癖がなおらない理由とは?

育児や家事、仕事など妻が抱えているストレスもとても大きいものですが、同じく仕事の疲れや人付き合いなど、夫が抱えているストレスも大きいもの。
そこで目を向けてしまうのが、趣味にお金をかけることやギャンブルをしてしまうことではないでしょうか。

浪費癖がある夫への対処法とは?

「私の方がつらいのに!」というスタンスではなく、その気持ちを理解して寄り添って夫の気持ちを軽くしてあげると、もっと妻や家の中に目を向けてくれるかもしれません。

また、夫に対してお金にだらしない…と思っていても、実はギャンブル依存症のような何らかの心の病気を抱えている可能性も否定できません。
長く一緒にいるパートナーとして、しっかりと腹を割って現状を把握させ、お互いの気持ちを共有し、家計に協力してもらう体制を整えましょう。

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執筆・監修
服部 貞昭
ファイナンシャル・プランナー(CFP・日本FP協会認定)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
東京大学大学院 電子工学専攻修士課程修了
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