夫婦円満調停とは?手続きの流れと弁護士に依頼するメリットについて
夫婦関係の改善を目指して行う夫婦円満調停。どのような手続きが必要なのでしょうか。この記事では、夫婦円満調停の内容や手…[続きを読む]
旦那とすぐに喧嘩をしてしまう、話しているとムカつく…。
さまざまな理由で「旦那と話したくない」「ムカつく」と感じ、どうしたら良いのか悩んでいる方は少なくありません。
今回は、旦那と話したくないという悩みがどうして起こってしまうのか、その原因や対処法について解説していきます!
ずっと一緒にいたいと思って結婚した相手と、どうして話したくなくなってしまうのでしょうか。
まずはその原因について探りましょう。
何気ない日常会話の中でも、言葉の捉え方が食い違ってしまい喧嘩に。
揚げ足取りをしてしまったり、思っていた言葉を伝えられなかったり、会話がうまく噛み合わないイライラがストレスになってしまいます。
こちらは子どもの面倒を見ながら夕飯作り、お風呂の準備や散らかったおもちゃの片付け…なのに、旦那はゲームばかりしていたり、ずっとスマホとにらめっこ。
疲れているのはわかるけど、ダラダラしている姿を見るとどうしてもイライラしてしまうことも話したくなくなる原因のひとつです。
近年、職場や家庭内で問題視されているモラルハラスメント。自分はごく普通に会話をしているつもりでも、突然責められたり怒られたりしてしまいます。
否定的な言葉が多く、精神的に追い詰められることで会話をすることが怖くなってしまいます。
こちらは歩み寄ろうとしたり、会話をしたいと思ってアクションを起こしても、素っ気ない受け答えのみ。
コミュニケーションをとろうとしても「うん」「そうなんだ」と簡単な受け答えしかしてくれないため、会話をする意味がないと思ってしまいます。真剣に会話を行う意思が感じられないため、話したくないと感じてしまいます。
一緒に暮らし始めるとよく見えてしまうのが、相手の素の部分です。
いざ結婚してみると以前から思っていた性格と正反対だったり、見えなかった部分が徐々に見えてくるものです。
そのギャップや相手の悪いところに目がいってしまい、気持ちが冷めてしまったという理由もあります。
浮気・不倫をしているのではという疑惑を抱いたり、実際にその証拠を見つけてしまった…。
それによってパートナーとしてみることができなくなり、会話するのも嫌になってしまうことがあります。
問いかけても、真実を話してくれない、嘘が多いと、会話するのが嫌になります。
正直に話してくれないなら、会話をしたいという気持ちも薄れてしまいます。
結婚をして月日が経つにつれて会話が少なくなってしまっただけでなく、急に旦那が会話をしなくなってしまったことも原因のひとつに挙げられます。
旦那が素っ気なかったり、急にしゃべらなくなってしまったことでこちらも気まずくなる悪循環。
これについては、相手が浮気をしている・単に疲れている・自分が知らず知らずのうちに高圧的になっているなど、様々な理由が考えられます。
いくら話したくないとは思っても、旦那は同じ屋根の下に暮らす家族。
話したくないという状況を打破するためにも、まずはどうやってその気まずい状況を作らないようにするかを考えましょう。
改善策や会話をするときのコツについてまとめます。
子ども、ペット、一緒に食べる夕飯の話題など、一緒に生活をするうえで欠かせないことを、まず話のネタにしてみましょう。
特に子どもについては、面倒でもお互いに情報共有しておくことが大切です。
「この人はもともと会話が少ない人なんだ」「自分とは違う人間だから仕方ない」と、割り切って会話を諦めるのもひとつの手です。
夫婦としてコミュニケーションを図ろうとすることは当たり前とも言えることですが、期待をするとかえってストレスになることもあります。
そういう人なんだと割り切って、気持ちの整理をつけてみると案外すっきりするかもしれません。
逆にコミュニケーションを密に図る場合、いつもと違うシチュエーションを作ってみてはいかがでしょうか。
たとえば外食。
いつもは家でゴロゴロしながらスマホを触っていても、外食をしてスマホに触れないような状況を作ってみれば意外と会話が続くかもしれません。
それでもやっぱり旦那とは話したくないと思ってしまう場面はどうしても出てくるはず。
そんな状態だと「離婚した方が良いのでは…?」と頭をよぎることもあるでしょう。
しかし子どもがいたり金銭的な問題だったり、今さら離婚をするのはと思いとどまり、実際は離婚できない妻が多いのも事実です。
では、どうしても旦那と話したくないときはどのように過ごせばよいのか、対処法を見てみましょう。
家の中でも別室に行って過ごすようにする、寝室へは時間をずらして入るなど、極力夫と会わないようにしましょう。
ただし、根本的な対処にはなりません。
あまり良いことではありませんが、基本的に無視をして「話したくない」という気持ちをアピールしましょう。
言葉を交わすとすぐに喧嘩になってしまうという場合や、まだしっかりと仲直りをしていない状態では、いっそのこと無視をしてストレスを断ち切るのも手です。
どうしても必要な会話もあるかもしれませんので、完全に無視するのではなく簡単な受け答えのみは行い、会話を流すという手段もあります。
夫への対処はもちろんですが、まず自分自身がしっかりと気持ちを落ち着けましょう。
友人・親など頼れる周囲に愚痴をこぼすのも良し、買い物や散歩でリフレッシュするも良し、趣味に没頭してみるのも良し。
お子さんがいる場合には気軽に気分転換がしにくいかもしれませんが、一緒に散歩をする・外に出るだけでも悶々とした気持ちが吹き飛びやすくなります。
必要なことはメモで伝えたりLINEで伝えたり、直接会話をしなくても済むような方法をとりましょう。
口に出すと嫌な気分になったり、イライラしてしまうかもしれませんが、書いて伝えると意外と平気なこともあります。
実は、家庭裁判所には「夫婦円満調停」と呼ばれるものがあります。
簡単に言えば、調停委員という専門の人たちに仲介してもらって話し合うことで、夫婦関係を改善するための手続きです。
あまり知られてはいませんが、自分たちだけでの解決が難しい場合は有効かもしれません。
それでも夫といることに耐えられない、子どものこともあるけれど割り切って離婚したい!と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
そうなった場合は、まず夫婦や第三者を交えての話し合いを行う「協議離婚」を行いましょう。
このとき、弁護士に相談してみるのもおすすめです。
一般的に弁護士というと争いのイメージがあるかもしれませんが、弁護士には、そもそも離婚すべきか、離婚のとき何に気をつけるべきか等についても相談できます。
また、離婚では養育費や財産分与などさまざまな事を決めなくてはなりませんので、協議でどうしても揉めてしまうと「調停離婚」へと移ります。調停離婚は家庭裁判所へそれぞれ出廷し、第三者である調停委員を挟んでお互いの要望や言い分をまとめ、離婚に合意するというものです。
調停がうまくまとまらない場合、最終的に「離婚裁判」へと移行します。
夫婦間での会話がなくなると、家庭や今後にどのような影響が起きてしまうのでしょうか。
修復可能な部分があったとしても、それを見て見ぬふりをしたり会話がない状態が続いてしまえば、後戻りできなくなることも考えられます。
会話がないままだと仲が険悪になる・セックスレスになる・家庭内別居・別居など、悪い方向に進んでしまうこともあります。
そのまま離婚につながる可能性もあるため、望まぬ離婚危機に陥る前に関係修復ができるよう心がけましょう。
長期間夫婦での会話がない状態だと、結婚や家族に対して良い思い出がない、悪い印象を持ったまま育ってしまう可能性があります。
両親の顔色をうかがって過ごすようになり、自宅でもリラックスして過ごせない・悩みがあっても話せないなど、悩みを抱え込んでしまうかもしれません。
両親の冷え切った関係は、子どもに何も言わなくても伝わるものです。
「旦那と話したくない」という悩みは多くの妻が抱えているものであり、関係修復に臨んだり、残念ながら離婚に至ったりとそれぞれで違う結末を迎えています。
旦那はちゃんと仕事もしてくるし、第一子どももいるからそう簡単には離婚したくない…けれど、どうしても旦那との距離を縮められない、話したくないと思ってしまうのは、自分自身が何かモヤモヤを抱えているのかもしれません。
まずは、自分がストレスを抱えないようにすることが大事です。
ストレスという重荷がない状態だと子どもともしっかりと向き合えると同時に、夫への沸点も自然と低くなるもの。
心を落ち着ける期間を決め、自分の気持ちが落ち着いたらどうすれば良いのかを、焦らずによく考えることが大切です。