共働きで家事が妻ばかり!おかしいし疲れたし夫ずるい!家事分担を考える

「共働きなのに、どうして私だけが、妻ばかりが家事をすべてしないといけないの…おかしい!ずるい!」という悩みを抱える妻は少なくありません。

仕事を終えて買い物に行き、重い荷物を持ち帰り、帰宅後はすぐに夕飯の準備や片付け、そして洗濯物のたたみなど、終わりのない家事を一人でこなす生活は、非常にストレスを感じることでしょう。

そこで、この記事では、家事の分担の現状について触れながら、家事を公平に分担するためのコツを紹介します。家事の負担を共にすることで、よりバランスの取れた生活を実現し、ストレスを軽減できる可能性があります。

妻ばかりの家事の分担に悩み、おかしいと感じる方々は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。家事を効果的に共有する方法やコミュニケーションの改善を通じて、より健全で快適な日常を築く一助となるでしょう。

妻ばかり!家事分担の現状と、家事分担する際の注意点

同じように仕事をして帰ってきて、疲れているのは同じなのに、ソファーでごろごろしながら夕飯を待っている夫にイライラする…という経験は、共働き妻なら一度はあるのではないでしょうか?

家にいる時くらい心地よく過ごしたいと思いますが、妻ばかりで疲れてどうしても夫にイライラしてしまう、と悩む妻は決して少なくありません。

そこでここでは、共働き夫婦の家事分担の実態と、家事を分担する際の注意点を説明します。

共働き夫婦の家事分担の実態とは

まずここでは、共働き夫婦の家事分担比率のグラフを紹介します。
共働き夫婦の家事分担の実態とは

(出典:マイナビニュース)

グラフからわかるように、多くの夫婦が家事を五分五分に分担することが理想だと考えています。
しかし、50%近くの妻が、家事の80%以上を担っているというのが現実です。
現状は、まだまだ多くの家事を女性が負担しているという結果になっています。

家事分担をすることで、様々なメリットが生じます。
しかし、しっかりと決め過ぎると想定外のデメリットも生じますので、家事分担を決める時は注意が必要です。

ここでは、両方の側面から説明します。

家事分担のメリット

家事分担を決めると、以下のようなメリットが生まれます。

  • 自分の分担する家事が明確で、何をすればいいのか迷わずにすむ
  • 2人で家事を分担することで、効率的に家事が進み時短になる
  • お互いに感謝の気持ちを持つようになり、優しくなれる

二人で家事を分担すると多くのメリットがあります。

家事分担のデメリット

家事分担をきっちりと決めてしまうと、以下のようなデメリットが生まれることも考えられます。

  • 自分の分担以外の家事はしない
  • 分担する家事の割合で喧嘩になる

家事を分担することはとても大事ですが、しっかりと決め過ぎてしまうとお互い融通が効かなくなり、結局はやれる方がやる(妻)という結果になってしまいます。

疲れたし夫ずるい!共働きでも上手に家事を分担する3つのポイント

ここでは、疲れたし夫ずるいと考えてる人向けに、共働きでも家事を上手に分担するポイントを3つ紹介します。

できることから実践してみてくださいね!

全ての家事を細かく書き出し可視化する

まず、全ての家事を表でも箇条書きでもいいので、書き出してみましょう。その際に気を付けるべき点は、一つの作業に関して全ての工程を書き出すことです。

例えば、洗濯であれば、以下の工程が考えられます。

  1. オシャレ着洗いなど、洗濯物を仕分けて洗濯する
  2. 洗濯が終わったら外に干す
  3. 取り入れて畳む
  4. 決まった場所にしまう
  5. 洗濯洗剤&柔軟剤の在庫管理

この工程は、普段の洗濯物ですが、布団カバーやカーテンなどについても、全ての工程を書き出してみましょう。

このように、全ての家事を細かく書き出します。

きっと、夫は、想像以上の家事の多さにびっくりすることでしょう。

家事マトリクスを夫婦で作成する

家事を細かく書き出したら、次は、家事マトリクスの作成です。
この作業は、非常に大事ですので、必ず夫婦で行うことがポイントです。

夫婦共に、家事の中でも好き嫌い、得意不得意があります。
また活動する時間帯も異なるのであれば、朝早い家事は妻の分担、夜の家事は夫というように決めてもいいでしょう。
とりあえず、できるできない、好き嫌いなど、こだわる観点から家事を分けてみます。

このように家事を分けてみると、お互い、どうしてもやりたくない家事が出てきます。
その場合は、家事代行サービスなどにアウトソーシングすることを考えましょう。
節約も大事ですが、少しでも気持ちに余裕が持てれば、夫婦ケンカは減りお互い気持ちよく過ごすことができます。

頑張って働いて得たお金を、夫婦円満のために使うことは、決して無駄使いではありません。

家事のルールややり方をレクチャーする

家事を分担しても、実際に行動に移さないと意味がありません。
特に、今まで家事をしてこなかった夫は、家事を分担してもやり方がわからない場合があります。

妻は、当たり前のことを教えることにストレスを感じますが、ここで時間をかけてレクチャーすることが家事分担の成功のコツです。

例えば、先ほど書き出した家事の行程の中で「洗濯物を干す」が夫の分担であれば、洗濯物のシワの伸ばし方、デリケート素材の服の干し方、など当たり前と思うことも、夫にとってはきっと初めてのことばかりでしょう。

また、「洗濯洗剤&柔軟剤の管理」の場合であれば、洗剤が残り少なくなったら買う係を夫にしてみましょう。
そのくらいと思うかもしれませんが、日々の買い物を一つでも減らすことができれば、ずいぶんと助かるはず。食料品を買った後に、ドラッグストアに寄る時間を短縮できます。

一つの家事ができると、同様の家事を頼むことができるので、最初は小さなことでも分担してもらうことがコツです。
家で使う洗剤を間違わずに買えるようになったら、一緒にトイレットペーパーも買ってきてもらうなど、だんだんと頼む家事を増やしていきましょう。

おかしい家事分担を上手に継続するためのポイントとは?

おかしい家事分担を変えることを決めたら、継続することが最も大事です。

継続するための一番のコツは、夫婦がしっかりとコミュニケーションを取ることです。
最初はできなくても、何度も家事をこなすうちに、夫のスタンスは「手伝う」から「自分の仕事」へ変わっていくでしょう。

ここでは、どのようなコミュニケーションが大事なのか、5つのポイントを紹介します。家事分担を継続するために、参考にしてください。

妻は全ての家事を自分の責任としないこと

妻は、家事のすべてを自分の責任と捉えがちです。
家事を分担すると決めたのですから、夫にも家事の責任を背負ってもらいましょう。

妻が完璧に家事をこなすことで、夫はどうしてもアシスタント的なスタンスになりがちです。
どれほど仕事ができる夫でも、家事に関しては初心者ということを忘れずにしてください。

話し合いで決めたことは、夫のやり方や順番に口を出さないようにします。もちろん、最初にレクチャーをし、どのような形が完成形なのかを教えることは大事です。
しかし、毎回ダメ出しされたら、夫のやる気もなくなりますので、ギリギリのラインを決めたら後は夫に任せましょう。

「褒めてのばす」を何度も繰り返すこと

人は誰しも、怒られるより褒めてもらうほうが嬉しいですよね。それは、夫も同じ。
分担した家事がしっかりできるようになったら、大げさなくらいの言葉で褒めてあげましょう。

仕事が忙しくて、分担した家事ができない日もあります。その場合でも、怒ったり責めたりしてはいけません。
疲れて帰ってきた夫を労い、明日はお願いね!と優しくお願いしましょう。夫婦もお互い様ですから、忙しい日は大目に見てくださいね。

「ありがとう」の感謝の気持ちを伝えること

どのような場合でも、感謝の気持ちを伝えることは、とても大切です。
長い間、夫婦として一緒にいると、やってもらって当たり前という感覚になってしまいます。
家事を分担してくれたら「ありがとう」「あなたが手伝ってくれるから本当に助かる!」など、感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

一生一緒にいると決めた相手ですから、お互いが思いやりをもって接することが大事です。
いつも「ありがとう」と言い合える夫婦は、とても素敵です。

時短家電へ投資すること

家事分担を決めたけれど、お互い仕事が忙しくて、どうしても家事をする時間が取れない日もあります。
解決策として、時短できる家電製品を買うことも一つの方法です。例えば、乾燥機付き洗濯機や食洗機などがおすすめです。

乾燥機付き洗濯機であれば、朝、仕事前にセットしておけば、帰ってきたら畳むだけで洗濯は終わりです。天候にも左右されず、布団カバーなどの大きい洗濯物も週末まで待つ必要はありません。
特に、洗濯や皿洗いは、ほぼ毎日しなければならない家事ですので、これらの家事で時短できれば、かなりストレスは減るでしょう。

完璧な家事をお互いが求めないこと

家事分担を継続するための一番のコツは、お互いが完璧を求めないことです。
妻は、最初はできなくても当たり前と、大らかな気持ちで見守ってあげましょう。夫も、妻の苦手な家事に関しては、大目に見てあげてください。

お互いに完璧を求めれば、家事分担は上手くいきません。
夫の掃除が完璧でなく、少しくらい汚れが残っていても「まあ、いいか」と思うことが何より大切です。

まとめ

共働き夫婦の家事分担を継続するために大切なことは、見えない家事を全て可視化し、誰がどの家事を担当しているか明確にすることです。
まずは、どんなに小さな家事でも全て書き出し、夫にワンオペ家事の大変さをわかってもらいましょう。

調査によると、夫も家事を手伝うべきとわかっているのですから、彼らのやる気を引き出し、継続するためには、妻の根気よいレクチャーと「ありがとう!」が成功のコツです。
夫は、家事に慣れてくれば、きっと率先して手伝ってくれるようになるでしょう。

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執筆・監修
服部 貞昭
ファイナンシャル・プランナー(CFP・日本FP協会認定)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
東京大学大学院 電子工学専攻修士課程修了
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