離婚のメリット・デメリットと、 決断する前に知っておきたいこと

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夫婦関係がうまくいかなくなると、離婚が頭をよぎります。

しかし、離婚というのはそう簡単に決断できるものではなく、離婚したいけれど決意できないという人は少なくありません。また、離婚を検討しているけれど、具体的な未来像が見えない、というケースもあります。

そこでこの記事では、離婚のメリットとデメリットについて解説していきます。
ぜひ紹介するメリットとデメリットを比較して、ご自身の後悔のない決断をしてください。

また、記事の最後には離婚を決断する前にやっておくと良いことも紹介しています。参考にしてみてください。

離婚の5つのメリット|子供がいる場合も

離婚のメリット① 妻・夫が原因となっている悩みから解放される

1つ目のメリットは、日常生活で妻・夫が原因となって感じていたストレスから解放されることです。

日常生活においてのパートナーに関するストレスには、具体的に以下のようなものがあります。

  • 喧嘩が絶えない
  • 相手の顔色ばかり伺って生活している
  • 借金を作ってくる
  • 浪費グセが治らない
  • 家に帰ってこない
  • 生活費を入れてくれない
  • 仕事をしない
  • 家庭内別居状態が続いている
  • 不倫・浮気された
  • DV・モラハラ発言がある

このような相手の性格や生活習慣の違いからくるストレスや悩みをなくすことができます。また、妻や夫からDVやモラハラ、過度な束縛等があった場合には、そういった相手の行動からも解放されます。

さらに、旦那の仕事や将来性について不安を抱えていた場合には、そのような心配をする必要が無くなることもメリットと言えるでしょう。

離婚のメリット② 新しい生活に踏み出せる

2つ目のメリットは、心機一転、新しい生活に踏み出せることです。
結婚生活では、相手に合わせて決めていたようなことも、家族に縛られることなく自分の望む選択ができるようになります。

具体的には、以下のような変化が考えられます。

  • 新しい人間関係の構築
  • 新しい人との恋愛・結婚
  • 住む場所や仕事を変える
  • 趣味・仕事に打ち込む
  • 自分好みの服装や髪型、インテリアに変える

このように、結婚しているときにはできなかったことができるようになるのです。

特に、離婚後には新しい相手との交際や再婚ができることをメリットに感じる人が多い傾向にあります。

相手との関係がどんなに悪化していても、家庭内別居が続いているような状況でも、「婚姻関係が破綻している」と証明できない限り、婚姻関係が続いている状態で別の異性と交際することは、法律上も「不倫」となってしまいます。一方で、離婚をしてしまえば、気兼ねなく新しい恋愛を見つけることができます。

このように、婚姻中の相手との恋愛感情が冷めきっている状態においては、新しい生活に踏み出せることは離婚することの大きなメリットとなります。

離婚のメリット③ お金・時間を自由に使える

3つ目のメリットは、お金や時間を自由に使えるようになることです。
一緒に暮らしている間は、相手に合わせて行動していた部分が、全て自分の裁量で動かせるようになります。

具体的には以下のようなメリットが挙げられます。

  • 外出や旅行のスケジュールを自由に組める
  • 休日は好きなだけ寝ていられる
  • 好きなものに投資できる

また、女性の場合は、夫がいなくなる分家事の量が減ります。ご飯に関しても「旦那がいるからしっかりしたものを作らなくては…」ということが無くなります。

一方で男性においては、今までおこづかい制だったような場合には、全てのお金を自分で使えるようになります。

離婚のメリット④ 心身が回復する

4つ目のメリットは、ストレスで弱った心身を回復させることができることです。

日常生活における夫婦関係のストレスで、心身に異常をきたしてしまうことは少なくありません。

特に、DVやモラハラを受けているような場合には、体調を崩したり、精神的に支障をきたしてしまうことが多いです。うつ病や慢性的な頭痛、風邪をひきやすくなるなど、その症状は様々です。中には、10円はげができてしまったというケースもあります。

このような症状は、離婚することによって婚姻中以上の悪化を防ぐことができます。実際に、離婚後には体調不良や病気が治ったという声も多くあります。

離婚のメリット⑤ 子供にとっても良い影響がある

5つ目のメリットは、子どもに良い影響を及ぼすことがある、ということです。
離婚は、子供にとっては悪い影響があるように思われがちですが、良い影響もあります。

具体的には以下のような影響が挙げられます。

  • 喧嘩する両親を見なくて済む
  • 子供にDVやモラハラがあった場合には、子供への影響をシャットアウトできる
  • 幸せそうな親を見て子供も幸せを実感できる

また、離婚をすることによって子供と親1人の生活をすることになるので、子供とより親密な関係を築くことができる点もメリットであると言えます。

もちろん、子供がいる場合の離婚にはデメリットも伴います。
しかし、パートナーが子供にDVや過度なモラハラをしているような場合には、離婚をした方が子供のためです。

離婚の5つのデメリット|子供がいる場合も

離婚のデメリット① 生活水準が下がる可能性がある

1つ目のデメリットは、生活水準が下がる可能性があることです。
これは女性に多く見られるデメリットで、離婚によってこれまで通りの生活が維持できなくなり、苦しむことになります。

特に、離婚前は専業主婦であった場合や、働いていたとしても相手の収入を柱として生活していたような場合には、生活基盤を作れるだけの仕事を新たに探さなくてはなりません。

また、子供がいる場合には、多くの場合その親権者は母親となります。
シングルマザーとして仕事をしていくことは、仕事をする時間も限られる上、就職も困難となります。結果として、お金の節約のための生活が必要となってくるケースが多いです。

具体的には、以下のようなことが挙げられます。

  • 趣味や贅沢に使うお金の削減
  • 食べ物を安いものにする
  • 外食を控える
  • 持ち家や車を手放す

このようなことを防ぐためにも、離婚をする際には、離婚後の金銭的な将来設計をしっかり立てておくことが重要です。

離婚のデメリット② 精神的に苦しいことが増える

2つ目のデメリットは、精神的に苦しいことが増えることです。

離婚をするということは、つまり、身近で支え合う相手がいなくなるということです。どんなに喧嘩が絶えないような相手であっても、いなくなってしまえば喪失感を覚えることもありるでしょう。

孤独の辛さが身にしみて、「再婚できずにこのまま老後も一人だったらどうしよう…」という漠然とした不安を抱えることになります。

また、子供のいる男性においては、多くの場合、離婚に伴い子供の親権者は母親となります。そのため、子供の成長を近くで見られなくなることに悲しみを感じることも多いです。

離婚のデメリット③ 世間体が気になる

3つ目のデメリットは、世間体が気になってしまうことです。

離婚件数の増加に伴い、「離婚したから〇〇」という偏見は少なくなっては来ていますが、未だに離婚をしたことによって、マイナスイメージを持たれたり、会社での評価に影響が出たりと、何らかのマイナスの影響が生じてしまう可能性はあります。そのため、必要以上に世間的な評価や周りの目が気になってしまいます。

また、自分が知らないところで離婚したことが噂になっていたり、バツイチというレッテルを貼られたり、離婚に伴い嫌な思いをする可能性は低くありません。

「離婚=失敗」と考える人にとっては、離婚の事実を伝えることはプライドから考えても避けたいことでしょう。

このように、離婚したことに対する人の目が気になり、ストレスになってしまうのです。

離婚のデメリット④ 離婚の手続きが大変

4つ目のデメリットは、離婚の手続きが大変であることです。

協議離婚(話し合いでの離婚)で離婚が成立すれば良いですが、なかなか合意に至れず、調停や審判になってしまうということもあります。このような場合には、膨大な費用と時間を要することになります。

また、協議離婚で離婚の合意に至ったような場合であっても、親権や養育費、財産分与や婚姻費用、慰謝料請求など、離婚に伴い決めなければならないことは山ほどあります。これらの離婚に関する話し合いは泥沼化する恐れがあります。

さらに、離婚後の生活の確保も必要となるため、引っ越しを余儀なくされることもあります。女性であれば氏の変更手続きが必要になりますし、男性は養育費や婚姻費用などで出費を求められる可能性があります。

このように、一言で「離婚」と言っても、決めなければいけないことや手続きは山積みなのです。

離婚のデメリット⑤ 子供への影響と親権者の苦労

5つ目のデメリットは、子供にまつわることです。

具体的には、子供への悪影響と子供を育てていく親の苦労があることの2つが挙げられます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

子供が寂しい思いをする

離婚をするということは、子供に片親がいなくなるということです。

どんなに両親の仲が悪くても、子供にとっては掛け替えのない2人の親です。口に出さないにしても、間違いなく寂しい思いをすることになります。

特に、以下のようなことに寂しさを感じる子供が多いです。

  • 転校が必要となる
  • 経済的な困窮のために欲しいものを買ってもらえない
  • 親が家にいる時間が少なくなる
  • 授業参観や学校行事で片親しかいない

また、離婚をすることは、子供に対して以下のような悪影響をもたらす恐れがあります。

  • 学業成績の低下
  • 精神的トラブル
  • 反抗期がひどい
  • 非行に走る
  • 引きこもりになる

もちろん、健全に育つ子供も多くいます。しかし、一定数上記のような影響が出てしまう子供がいるのは事実です。

子育てが大変

離婚によって親権者となった親は、子供の面倒を一人で見る必要があります。習い事や塾の送迎、病気になった時の看病まで全てを一人でこなさなければならないのです。

また、経済的な面でも苦労をする可能性があります。

養育費やシングルマザーのための助成金制度などはありますが、完全に頼ることはできません。養育費に関しては、相手が支払わなくなる可能性も十分にあります。そのため、収入基盤をしっかりとさせておく必要があります。

このように、離婚をして親権者となる意思があるのであれば、1人で子供を育てていくための覚悟が必要です。

離婚を切り出す前にやるべきこと・考えておきたいこと

今まで紹介してきたように、離婚にはメリットもデメリットも存在します。

そこで、ここでは、離婚を切り出す前に実践すべき4つのことを紹介します。
焦って離婚を決断せず、ぜひこれから紹介する方法を実践してみてください。

冷静に離婚したい原因を考える

まずは、どうして自分が離婚したいと考えているのか、その原因を冷静に考えましょう。

離婚を考えていると、どうしても相手の嫌な部分が大きく見えて、感情的になってしまいます。しかし、感情的に物事を考えても良いことはありません。

まずは、自分自身と向き合い、なぜ離婚したいと思うのかを突き詰めることが重要です。

以下のことを紙に書き出すなどして、頭の中を整理してみてください。

  • 相手の何が嫌なのか
  • なぜそれが嫌と感じるのか
  • 解決方法はないのか

しっかりと原因を突き止めることで、「離婚しなければよかった」という後悔を防ぐことができます。

離婚のタイミングは適切?

上記のように離婚したいという自分の気持ちをよく考えたうえで、やはり離婚するという決断に至るとしても、次は離婚するタイミングが適切かという問題があります。
特に子供がいる場合は、子供への影響や教育上の配慮も必要になるため、離婚のタイミングは難しい問題です。

これについてはこちらの記事で解説しています。

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ただし、DVが絡むケースでは、自分の身の安全を確保するためにも、すぐに離婚を進めていくことをお勧めします。

話し合いの機会を設ける

夫婦の問題の原因を冷静に客観視した後は、夫婦間で話し合う機会を設けましょう。話し合いをすることで、お互いの意見や事情を知ることができ、和解に向けて動き出すことができます。

話し合いは、数時間や1日で終わるものではありません。短時間で決着をつけようとすると、その焦りから感情的になりやすくなる危険があります。数週間から数ヶ月という長い期間を設置して話し合いをし、時間をおいていく中で改善傾向があるかどうかを確認しましょう。

2人で話し合うのが難しい場合には、内容に応じて弁護士などの第三者を間に挟むことをお勧めします。

別居をしてみる

お互いにゆっくり考える時間が欲しい、という場合には、別居してみるのも一つの方法です。

別居することで、相手に対する気持ちを整理することができます。相手にまだ気持ちが残っているのか、それとも一人の方が良いと感じるのかがハッキリするでしょう。

まとめ

離婚をするときには、メリットとデメリットをしっかりと比較することが大切です。

また、子供がいる場合には、自分のことだけではなく、子供のこともしっかりと考えた上で、離婚をするか否かを判断するようにしましょう。

離婚問題についてはひとりで悩まず、ぜひ1度弁護士にご相談ください。

離婚における法律上の問題についてアドバイスをもらうことができますし、離婚を決意した場合にはその準備を手助けしてもらうことができるでしょう。

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ご相談だけでも、「安心した」「解決の糸口が見えた」と思っていただけるよう心がけています。全国対応ですのでお任せください。

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