離婚のメリット・デメリット| 離婚を決断する前に必ず知っておくべきこと

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離婚したい!!けど決断ができない・・・

「離婚」という二文字が頭に浮かんでいるものの、なかなか決断できない方は多いでしょう。「なんとか離婚せずに済む方法はないものか」「子どもが成人するまでは・・・」「それでもずっと一緒に暮らすのは辛い」などさまざまな感情や考えが入り混じっていることと思います。

なかなか答えが出せず頭を抱えてしまうなら、離婚前に確認すべき離婚のメリットとデメリットを比較してみると良いかもしれません。

そこで今回は、離婚のメリットとデメリット、離婚する前に必ず知っておくべき内容についてご説明いたします。

離婚の3つのメリット

まずは、離婚することで得られる3つのメリットについてご説明します。

妻・夫が原因となっている悩みから解放される

結婚する前や新婚当初は、相手に対する不満は些細なものが多かったと思います。

しかし、結婚後徐々に相手に対する不満が大きくなってきた方は多いのではないでしょうか?例えば、以下のような悩みです。

  • ・食事に対して「おいしい」と言わない、不満ばかり
    ・ケンカが絶えない
    ・浮気された
    ・モラハラ発言
    ・借金を作ってくる
    ・仕事ばかりで家に帰ってこない
    ・生活費を入れない
  • 1つの不満だけではなく、幾つかの不満が重なり「離婚」へと気持ちを向かせている原因となっているのかもしれません。

    離婚しない決断をすれば、このような悩みからは解放されず、悩みがずっと続いてしまう可能性もあります。実際に、何十年も仮面夫婦生活をしている夫婦も存在します。しかし、離婚すればこのような悩みからは一旦は解放されます。

    新しい生活を始められる

    離婚前は、何をするにも億劫になってしまう方が多いと聞きます。悩みが多すぎるせいで自分に自信がもてず、前に進むことができません。離婚すれば、以下のような新しい生活がスタートします。

  • ・新しい人間関係が増える
    ・1人の時間が増える
    ・再婚や新しい恋人ができる
    ・物事や金銭の使い方を自分で決められる
    ・自分への自信が取り戻せる
  • 顔を見れば悩みが増える関係を断つと、新しい人間関係が生まれます。1人の時間も増え、時間が経てば新しいパートナーとの人生も考えられるかもしれません。

    物事を決める際も、自分1人で決断し好きにお金を使うことができます。自分で自分の人生をコントロールする感覚が戻ってくるという方もいらっしゃいます。

    子どもにとって良いこともあり

    子どものために「別れられない」と考えている方は非常に多いといわれています。しかし、別れることで子どもにとって良い影響を与えることもあります。

  • ・ケンカする夫婦を見せずに済む
    ・DVやモラハラがある場合、子どもへの影響をシャットダウンできる
    ・幸せな親を見ることで子どもも幸せを実感できる
  • 「離婚は子どもにとって良くないこと」と考えられています。

    しかし、毎日ケンカする・一切話さない夫婦の間で子どもたちは幸せなのでしょうか?DVやモラハラの問題を抱えている家庭の場合、子どもに悪影響が出ることもあります。DVやモラハラの場合、子供達にも身体的・言語的暴力が向いているケースもあるためです。

    離婚しないことは、子どもにとって親と一緒に生活するというメリットもありますがデメリットも同時にあると考えるべきです。

    離婚の3つのデメリット

    次に、離婚することによる3つのデメリットについてご説明します。

    物理的・精神的に辛いことが増える

    離婚すると決めたらその後が大変です。離婚手続きで手間が増えるだけではなく精神的なダメージも覚悟しておかなければいけません。

    具体的には以下のような内容です。

  • ・離婚の手続きに追われる(親権、養育費、住む場所、職場・金融機関での手続きなど)
    ・子どものための申請手続きが大変(児童扶養手当、子どもの転校手続きなど)
    ・専業主婦の場合は職探しが必要
    ・相手と離婚条件で揉める可能性も
    ・1人ですべて仕切らなければならず、不安と孤独になる
    ・病気になったときに辛い
  • これからは1人で生きていくのですから、そのための準備が必要です。

    離婚の法的手続きだけでなく、住む場所や職探しが必要な場合もあります。場合によっては住む環境もかわるため、お子さんのケアもしなければいけません。

    また離婚条件で相手も揉めることは多々あります。親権や家のローンをどうするのか、慰謝料を支払ってもらえるのかなどさまざまなことで精神的負担が増える可能性があります。また、病気になったとき、1人であることに辛さを感じるかもしれません。

    3-2.離婚報告での周囲への影響が大きい

    離婚する場合は、ご夫婦だけの問題として片付けば良いのですが、実際はそうもいきません。

    「周囲に報告しなければいけない」など面倒なこともあります。具体的には、以下のようなことです。

  • ・周囲への離婚報告
    ・家族ぐるみでつきあいがあった友人と疎遠になる
    ・女性は旧姓に戻ると会社にバレる
    ・周囲の人に余計な気を遣われる
    ・両親が反対することも
    ・相手の両親に対しどう報告するか迷う
    ・周囲の意見に嫌な思いをする
  • 離婚すると「なぜ離婚するの?」など質問攻めに合うかもしれません。答えたくなくても、答えなくてはいけない状況もあり、イライラすることが増えます。

    また、家族ぐるみで付き合いしてた友人も、配偶者側の友人である場合は疎遠になってしまうことがあるでしょう。

    職場では、女性の場合旧姓に戻す手続きなどで噂になってしまうかもしれません。両親や周囲の理解が得られないケースでは、支えがなく辛い思いをします。相手の両親に対し挨拶すべきか、どうすべきか迷うというケースも考えられるでしょう。

    辛いときはできるだけ理解のある友人や家族をそばに置き、相談することが大切です。

    お金の問題で苦労する可能性がある

    女性の場合は、お金の問題で苦労することが多いといわれています。

  • ・生活水準が下がる
    ・養育費・慰謝料が支払われない
    ・家のローンが支払われていない
    ・シングルマザー向けの制度を利用する
  • 離婚前は働いておらず、相手の給料だけで生活していたケースや、働いていても相手の給料を柱として生活していた場合は、家計の負担が大きくなります。

    これまでどおりの生活を維持できずに苦しむ可能性は否定できません。

    当事者同士で養育費の取り決めをしたのにもかかわらず、数年たつと養育費が途絶えるようになったという話はよくあることです。不倫の慰謝料を請求したのに支払ってくれないというケースもあるでしょう。

    生活を少しでも楽にするためには、シングルマザー向けの公的支援などを利用するなどを考えてみてください。周囲にいるシンママに相談してみるのも良いかもしれません。

    離婚を切り出す前にやるべきこと

    離婚には、メリットもデメリットも存在します。もし迷うようなら、離婚を決断する前に以下のことを実践してみてください。それでも離婚の意思が固いようなら、離婚に向けた準備を進めていきましょう。

    感情的にならず「離婚したい」原因を考える

    離婚を考えている方は「相手と喧嘩が絶えない」あるいは「ほとんど話さない」という方が多いのではないでしょうか?

    どちらも相手の嫌な部分が大きく見え、感情的になってしまっている状態です。まずは、ご自身で「なぜ離婚したいと思うのか」を突き詰めて考えてみてください。DVやモラハラなど暴力が絡むケースではすぐに離婚を進めていくべきですが、性格の不一致などのケースではまだ希望があります。

  • ・相手の何が嫌なのか
    ・なぜそれが嫌と感じるのか
    ・解決方法はないのか
  • などをメモにとり、じっくり考えてみてください。その上で、お互いに直せるポイントがあるなら、話し合いをしましょう。

    相手の良い部分が見える場合は、まだ離婚は早いかもしれません。紙に書くと、自分の気持ちが客観化され、冷静に考えることができるのでおすすめです。

    話し合い、少し時間を置いてみる

    夫婦の不仲の原因が冷静に客観化された後は、2人で話し合う必要があります。話し合っても、それぞれが和解にむけて動き出さないと夫婦関係はなかなか元には戻りません。そのため、原因がはっきりしたら少し時間をおいてみましょう。

    解決不能と思われる原因であっても、後で気持ちに変化があるかもしれません。2人で話し合いを進めるのが難しい場合は、プロのカウンセラーに相談してみるのもよいでしょう。

    第三者に話すことで、冷静に話し合いが進み、お互いを思いやる気持ちが生まれることもあるようです。

    どれくらいの時間が必要かは夫婦の関係にもよります。もっとも、1週間などで決断せず、1ヶ月、2ヶ月の単位で時間をとって経過をみていくようにしましょう。

    もし、改善傾向があればやり直すチャンスです。話し合い、お互いに頑張ったが難しいケースでは、離婚を積極的に検討した方が良いケースとなります。

    別居してみる

    お互いゆっくり考える時間がほしいなら、別居してみるのも1つの方法です。

    別居すると相手に対する気持ちを整理することができ、まだ気持ちが残っているのか、それとも1人の方が良いと感じるのかがハッキリします。

    片方が「離婚したくない」でも、話し合いの末に別居することになった場合は、相手も気持ちの整理も徐々につきます。少しずつ距離をとって、精神的負担を減らすメリットもあります。

    別居は「夫婦を続けたい」のか「離婚したい」のか、自分の気持ちがわからないときに決着をつける方法としては有効です。最後の方法として、実行してみてください。

    離婚の決意が揺らがないなら離婚準備を進めよう

    離婚前にやるべきことを行っても、離婚の決意が変わらないようなら離婚準備を進めていきましょう。

    女性の場合は、離婚前に仕事を見つける、貯金をする新しい家を探すなどの準備期間が必ず必要です。

    どうしても親権がほしい、不倫慰謝料を請求したいなどの場合は、法律事務所にご相談ください。離婚前にできることなどのアドバイスを受けましょう。

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