年末大掃除で疲れる|妻のイライラ解消法と旦那を積極的にさせる方法

365日休みなしの主婦業。年末年始くらいゆっくりと過ごしたいものです。
しかし、仕事納めに、大掃除に、帰省に、お正月に…やることが尽きないのが年末年始です。
そんな数々のやらなくてはいけないことの中で、不満やイライラがたまりやすい大掃除。
- 「旦那は手伝ってくれるけど、うまく掃除できてなくて二度手間…」
- 「ただでさえ忙しいのに家中の掃除なんてできない」
など、大掃除に対する不満は尽きません。
そこで今回は、年末の大掃除で妻がイライラしてしまう原因と、その対処法について解説してきます。
ぜひ、この記事を参考にして、のんびりと心にゆとりのある年末年始をお迎えください。
目次
大掃除でイライラしてしまう4つの原因
実は、共働きか妻が専業主婦かに関わらず、夫の約6割弱が大掃除に取り組んでいるというデータもあります(第13回 ダスキン 大掃除に関する意識・実態調査)。
このように、夫も大掃除に参加している実態を表すデータがあるにも関わらず、妻は年末の大掃除にストレスを抱えています。
では、世の中の妻は、大掃除に関してどのようなことにイライラしてしまうのでしょうか。
ここでは、大掃除に関連する4つの不満を紹介していきます。
旦那が手伝わない、手伝ってくれるが足手まとい
旦那が大掃除を手伝ってくれないのはもちろんのこと、「手伝ってくれるけれど手際が悪く余計にイライラしてしまう」という思いがある人は多いです。
- 普段掃除をしないために、雑巾や洗剤の位置もわからず、全て聞いてくる
- 結局、旦那が掃除した後をついて回らなければならず二度手間
など、旦那が協力してくれていることが逆効果となっているケースがあります。
(画像引用元:株式会社ダスキン 第15回 ダスキン 大掃除に関する意識・実態調査「子育て世帯の大掃除に関する意識・実態について」PDF)
上の表は、2018年度末の大掃除で、配偶者の大掃除の取り組みに対する満足度を調査したものです。
夫の妻への満足度が87.8%だったのに対し、妻の夫への満足度は61.9%と、妻の夫への満足度が低いことがわかります。
この調査は子育て世代限定ですが、他の世代も含めて「自分の取り組みへの妻の満足度」と「夫の取り組みへの妻の満足度」で大きな乖離が見られる調査もあります(第12回 ダスキン 大掃除に関する意識・実態調査)。
このように、手伝ってくれても足手まといになってしまう旦那に対して、妻はイライラしてしまうのです。
後述する「夫の大掃除に対する意識と、夫婦それぞれが相手に求める役割」に表れている夫婦間のギャップからも、そのことが言えるでしょう。
年末年始だからゆっくりしたい
年末年始はゆっくりと過ごしたい、というのは誰もが持つ感情です。
しかし、冒頭でも述べたように、年末は忘年会や仕事納めに向けて慌ただしい日々のなかで、おせち作りや大掃除など家庭の業務もこなさなければならず、妻はやることがてんこ盛りなのです。
そのようなときに、家でソファに寝転がりケータイを手放さない…なんて旦那がいたら、イライラするのは当然のことでしょう。
年中無休の家事をしている自分と、ダラダラと過ごしている旦那を比較して
- 「なんでこんなに大変なのに手伝ってくれないの?」
- 「この大変な状況が見えてないの?」
- 「少しは家のことに関心持ってよ!」
とストレスが溜まります。
慌ただしい日々を過ごした結果、大掃除がギリギリまでかかって疲労困憊の年越しになってしまうことも多いのです。
このように、年末年始でもやることに追われている状況は、大掃除に関するイライラの原因になります。
そもそも掃除が嫌い
そもそも掃除が嫌い・苦手という妻も少なくありません。
このような人にとっては、日常的な掃除も嫌なのに大掃除なんでもってのほかです。
大掃除といっても、何から手をつけていいのかわからず途方に暮れ、やってもやっても終わらない気分になります。
また、掃除をしているはずなのに余計に散らかってしまった…ということはよくあることです。
特に大掃除では、掃除の最中に思い出に浸ってしまい、色々出して眺めてしまうことはよくあります。
また、片付けのために掃除グッズを買い揃えたけれど、それを捨てられず散らかったということもあります。
掃除というのは取りかかるのに思い切りが入りますし、面倒臭いと考えてしまうのも仕方がないことでしょう。
子どもがいて掃除が進まない
子どもがいて大掃除が思うように進まない…というのは子どもを持つ妻にありがちな悩みです。片付けているそばから散らかされる、子供にやらせようとしてもなかなか手伝ってもらえないなど、その悩みは様々です。
小さな子どもがいる場合には、掃除の合間にも面倒を見なければならず、ただでさえ大変な大掃除はさらに過酷なものとなってしまいます。お昼寝中に掃除を試みたけれど、掃除の物音で子どもがあっという間に目覚めてしまった、という声もあります。
子どもが小さいうちは、まともに大掃除をするのは難しいことなのです。
夫の大掃除に対する意識と、夫婦それぞれが相手に求める役割
妻が夫の大掃除に不満を抱えているのと同様、夫の側にも言い分があります。
そこでここでは、夫の大掃除に対する意識と、夫婦がお互いに求めている役割について解説していきます。
夫の大掃除に対する意識|「一緒に大掃除に取り組みたい」と考えている
(画像引用元:株式会社ダスキン 第13回 ダスキン 大掃除に関する意識・実態調査「夫婦の大掃除に関する意識・実態調査」PDF)
上のグラフは、2017年末の大掃除を配偶者と一緒の取り組みたいかを尋ねた調査結果です。
このグラフから、夫の92.5%が大掃除を配偶者と一緒に取り組みたいと考えており、その割合は妻よりも高いことが読み取れます。
つまり、夫は妻に比べて夫婦一緒に大掃除に取り組みたい思いが強いということが言えます。
大掃除で夫婦がお互いに求める役割
(画像引用元:前掲 株式会社ダスキン 第13回 ダスキン 大掃除に関する意識・実態調査「夫婦の大掃除に関する意識・実態調査」PDF)
上のグラフから分かるように、夫婦の多くはお互いに、大掃除は一緒に取り組むと早く終わるから、一緒に取り組みたいと考えています。
一方で、夫は「自分だけでは掃除の手順や方法がわからないから」という理由が、妻の3倍以上にのぼり、大掃除の基本的なことも妻の力を借りたいと思っていることがわかります。
それに対して妻は、「一緒に取り組むと体力的な負担が減るから」「自分ではできないところがあるから」と考えている人が多く、夫には体力面でのサポートを必要としていることがわかります。
このように、効率よく掃除を済ませられるという部分以外は、大掃除において夫婦がお互いに求めている役割が違うのです。
大掃除を楽に済ませるには…?年末年始の疲れ解消法3選
のんびりとした年末を過ごすためにも、大掃除はラクに済ませたいものです。
そこで、ここでは大掃除を楽に済ませられる3つの方法を紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてください。
早めに計画を立てて掃除を始める
大掃除をする上で1番大切なことが、前もって計画を立て、早めに掃除を始めることです。
秋頃から徐々に掃除を行うことで、年末に一気にやらなくては…ということが無くなります。
また、秋頃は寒さもまだ本格化はしていないので、寒くて掃除が億劫になるという事態を避けることができるでしょう。毎日少しずつ掃除をすることで、1日あたりの掃除にかける時間も短くて済みます。
そんなに前から掃除なんてできない!という場合には、断捨離だけ進めておくというのもおすすめです。モノが少ない状態での片付けはやりやすくなるため、年末は楽に大掃除をすることができるでしょう。
家族を巻き込んで掃除をする
大掃除を1人で行うことは、想像以上に大変なことです。
家族が皆お休みの日に、子どもや旦那を巻き込んで、まとめて終わらせてしまいましょう。
リビングにクイックルワイパーをかける、窓拭の拭き掃除をするなど、掃除をやってもらう場所を決めて提示します。
また、子供によっては、じゃんけんやあみだくじで掃除する場所を決める、音楽を流しながら掃除するなど、大掃除をイベントのようにすることで、楽しく掃除することができるようになるでしょう。
家族を巻き込んで掃除する際は、しっかりと指示を出してから始めるようにしましょう。
例えば「窓ガラスはこうやって拭く」「レンジフードは油感がなくなるまで洗ってほしい」など、方法やゴールを示すことも大切です。
そうすることで、家族の掃除後もう一度掃除をするといった二度手間を防ぐことができます。
家族を巻き込むことは、楽しく効率よく掃除するために大切な方法です。
業者に依頼する
子どもが小さくて掃除ができない、掃除がどうしても嫌いといったような場合には、無理して大掃除をする必要はありません。ハウスクリーニングに専門業者に依頼しましょう。
業者に依頼することで、換気扇やエアコンなど普段清掃できないような場所も掃除してもらうことができます。
費用が心配という場合には、掃除箇所をピンポイントで依頼することで、費用を抑えることができます。業者に頼んだところ以外を自分で掃除すれば良いと考えれば、かなり気が楽になるでしょう。
満足のいく掃除を旦那にしてもらうには?妻にできる2つの方法
最初に紹介したように、大掃除を手伝ってくれる旦那は増加傾向にありますが、妻の旦那の大掃除に対する満足度はあまり高くありません。
そこで、満足できるような掃除を夫にしてもらうためにできることを2つ紹介します。
お願いする時は具体的にやることを伝えて、終わったら褒める
旦那に掃除の手伝いをお願いする際は、具体的な場所と具体的にやることを伝えるようにしましょう。
具体的に伝えることで、夫としても何をすればいいのかが明確になり、自分が想像していた以上に綺麗に掃除してくれるかもしれません。
また、旦那が掃除をしてくれた場合には、しっかりと感謝の言葉を伝えて、旦那を褒めるようにしましょう。妻からしたら不十分だと感じる働きぶりでも、まずは褒めることが大切です。
褒めることで、旦那の気分をあげることができ、さらに積極的に大掃除に参加してくれるでしょう。他の部分の掃除のやる気を出してくれるかもしれません。
旦那にしか掃除できないところをお願いする
旦那に掃除をお願いする際には、高いところなど、旦那にしかできない部分の掃除をお願いするようにしましょう。
夫の得意分野などを見極め、力を最大限に発揮できる場所を選ぶことが重要です。
「あなたにしかできない」ことを伝えることで、旦那はその場所の掃除に責任を感じ、しっかりと掃除に取り組んでくれるでしょう。
妻は自分で掃除するのが難しいところを掃除しなくて済みますし、夫は自分の力で妻を助けていることが実感できて一石二鳥です。
まとめ
大掃除は1年の最後を締めくくる、大切な行事です。だからといって、無理をする必要はありません。
ゆとりを持って気持ちいい新年を迎えるためにも、できるだけストレスなく大掃除を終わらせましょう。