片付けるのが苦手な夫|旦那の心理とストレス・イライラ対処法
- 「家に帰ると、夫がまた部屋を散らかしていた…イライラするしストレスがたまってしまう」
- 「片づけても片づけても旦那が家散らかす。夫が片付けるのが苦手すぎ」
一向に部屋がきれいにならない、そんな片付けられない夫に、頭を抱えている妻も多いのではないでしょうか。
夫が片付けられない人だと、いくら自分が綺麗にしてもすぐ服などで家が散らかってしまうため、ストレスが溜まってしまいますよね。
そこで今回は、片付けられない夫に悩んでいる方のために、物を捨てられない・捨てたがらない夫の心理や片付けを手伝ってもらう対処法、イライラやストレスがたまってしまうなどをご紹介していきたいと思います。
目次
片付けない夫|ストレス・イライラ事例
片付けられない夫に妻がイライラする瞬間とはどのようなときなのでしょうか。よくある事例を簡単に見てみましょう。
服や靴下など、使ったものを戻さないストレス
片付けられない夫は、自分で使った物を置きっぱなしにすることも多いです。
脱いだ服や靴下が放置されていると、生活空間が乱雑になり視覚的に不快です。きれいに片付いている空間は心に余裕をもたらしますが、散らかった状態が続くと気分が沈んでしまいますし、ストレスを感じてしまいます。
さらに、夫が適当な場所に物を置きっぱなしにしていると、次に使おうと思ったときに見つからないということが多々あります。
旦那は場所を覚えていないため、いつまでたっても見つからず、奥様に対して「あれどこにあるの?」と聞かれてしまう始末です。
趣味グッズなど、物を捨てたがらない・溜め込む
なかなか物を捨てることが出来ず、溜め込んだ物で部屋が散らかってしまう旦那にストレスを感じます。
学生時代に作った作品や着れなくなった服、使っていない参考書や書類など、今後使わないだろうというものも捨てたがらず、とっておいてしまうのです。
また、趣味関係のフィギュアやグッズが散乱しているというケースも多くあり、捨てようとすると逆ギレされてしまいます。
趣味自体を否定するわけではありませんが、箱や袋を一箇所にまとめるなどして整理整頓は常にしてほしいと思うものです。
食べ終わった食器や食べこぼしを放置する
使ったティッシュや食べ物の容器、食べこぼしなどのケースもあります。
妻や家族の他の誰かがゴミを片付けなければならず、妻に家事の負担が偏ります。旦那が家事の責任を果たさないことで、家族間の軋轢や不公平感の種になりかねません。
子供にとっても良くない手本となり、望ましくない生活習慣を植え付けてしまう恐れがありますし、自分の生活環境を大切にする姿勢が欠如していると映ります。
大人ならば、自分の後始末くらいはきちんとする必要があります。ゴミを放置しない、食べこぼしをすぐ拭くなど、最低限のマナーとルールを守ることが求められます。
ゴミがゴミ箱に入っていない
ゴミをきっちりとゴミ箱に入っていないケースがあります。突起物があるゴミなどで、足の裏を怪我してしまう奥様もいます。
とくに針やガラス片などの鋭利なゴミは注意が必要です。お年寄りや幼い子どもは、ゴミに気付かずに転んだりする可能性も否定できません。
また、ゴミが放置されると、虫が発生したり、臭いの原因になる可能性があります。見た目の印象も悪く、不潔で生活環境が損なわれます。
ゴミはきちんとゴミ箱に捨て、生活空間を清潔に保つことが大切です。
なぜ夫は片付けない?その心理とは
部屋は綺麗にしておいた方が気持ちもいいはずなのに、なぜ夫は片付けてくれないのでしょうか。
続いて、片付けない夫の心理について見てみましょう。
性格的な問題
片付けない夫の中には、性格が強く関係している人がいます。
部屋が散らかっていても気にしない性格であったり、「次もすぐ使うから」「いつか何かに使えるかも」と考えて手元に置きっぱなしにしたりするのです。
根本的に面倒くさがりな性格であるため、片付けをしない人もいます。
その一方で、几帳面すぎるがゆえに片付けられないという人もいるようです。
一度片付けを始めると完璧な片付けを目指してしまうため、掃除をしようと思っても手をつけるのをためらってしまうのです。
妻が片付けてくれると思っている
確かに多くの家庭では、妻が家事の中心を担っていることが多いため、夫側に「片付けは妻の役割」という意識が潜在的にあるかもしれません。
特に母親に世話を焼かれて育ってきた夫の場合、「家事は女性がやるもの」という固定観念が無意識のうちに形成されている可能性があります。
母親が常に家事を代わりにしてくれた環境に慣れてしまうと、自分でやる必要性を感じにくくなってしまうのです。
しかし、これは決して健全な考え方とはいえません。夫婦は対等なパートナーであり、家事は両者で協力して行うべきものです。
妻一人に全ての家事を押し付けるのは、妻の肉体的・精神的負担が重くなりすぎます。
どこに片付けていいのかわからない
片付けの仕方がわからないから片付けられない、という人もいます。
仕舞う場所や方法がわからないために、手をつけられないのです。
また、過去に片付けようとして「なんでそんなところにいれるの!」と妻から怒られた経験がある旦那は、下手に触るより妻に片付けてもらった方がいいだとうと考えている場合もあります。
片付けたつもりになっている
夫なりの定位置においたことで「片付けた」と認識しているケースもあります。
ただ、妻が考えている定位置とは違うため、妻からしてみると片付けをしていないと見えてしまっているのです。
もし片付けたように見えないときに夫が「片付けた」と主張したような場合には、このような夫婦におけるギャップが関係しているのかもしれないと頭に入れおくといいかもしれません。
素直に片付けるのが恥ずかしい
夫自身も「片付けなければ」と思っているものの、いつも妻に注意されている手前、素直に言うことを聞いて片付けることが少し恥ずかしいと思っている旦那もいます。
このケースは素直になれない性格の男性に多いようです。
結果として変わるタイミングがつかめず、”片付けない夫”として過ごしてしまっている可能性があります。
片付けない夫に片付けてもらうには?
それでは、片付けない夫に対するイライラを減らすにはどうすればいいのでしょうか。
最後に、妻ができる対処法や呼びかけ方についてご紹介していきます。
自分の考え方を冷静に見つめ直す
まずは、一度自分の考えを見直してみるということが大切です。
先述したように、「片付け」に対しては色んな価値感や性格が絡んでいる場合があります。
そのため、片付けられない夫が悪いと一概に考えるのではなく、こういう考えの人もいるのだとある程度受け入れることも必要です。
また、自分の行いを見直して、意外と自分も片付けてないことに気付くこともあります。
その中で自分なりの妥協ラインを考えて、夫への対処法を検討してみましょう。
夫と話し合う
一度冷静に思考をまとめた後、夫と直接話し合ってみるのもいいでしょう。
ただ、話し合う際には感情的にならず、「あなたも大変だと思うけど、家を綺麗に保つために協力してほしい」と相手を尊重しながら話すことが大切です。
真摯に向き合うことで、夫も少しずつ協力してくれるようになるかもしれません。
一緒に物を片付ける
夫を片付けに誘い、手伝ってもらうという方法もあります。
一緒に行動して物をしまう場所を教えれば次からは夫が一人で片付けることができますし、二人でやることで片付けを早く終わらせることもできます。
実際、「今週の土曜午前は、溜め込んだ物を片付けをしよう」と事前に呼びかけておいたことで、夫が合わせて行動してくれるようになったという声もあります。
お願いをする、褒める
片付けを頼む際、「片付けて」と強く言ってしまうと命令されたようで夫も嫌な気分になってしまう可能性があります。
そこで、命令ではなく「片付けてくれると嬉しい」などとお願いをする形で頼み込むようにしましょう。
また、夫が片付けを手伝ってくれたときには「ありがとう」「助かった」と感謝の言葉を伝えることも大事です。
褒められて嬉しくならない人はいません。
片付けのたびに感謝を伝えることで、積極的に片付けをしてくれるようになる可能性もあります。
片付けを減らす工夫をする
例えば断捨離をして家にある物を減らしたり、一箇所にまとめておく箱を作っておいたりすることで、片付け自体の手間を減らすという考え方もあります。
物がなければそもそも部屋が散らかることも少なくなりますし、箱を用意して「中身は自分で片付けてね」と言っておけば妻の負担も減るでしょう。
旦那が自分で片付けるのを待つ
それでもなかなか片付けてくれない場合には、自分のところだけを掃除して旦那のテリトリーは放っておくという手もあります。
特に妻が片付けてくれるからと甘えている旦那には、この方法で一度自分が困る経験をさせてもいいかもしれません。
実際に妻が片付けをやめたことで自分から行動するようになった夫もいるそうなので、試す価値はあるといえます。
まとめ
以上、片付けられない夫の心理とその対処法でした。
これから長い間共に暮らしていく夫が片付けてくれず、一緒に過ごすことで妻のストレスが溜まるというのは避けたいものですよね。
片付けない夫に困っている場合には、一度直接話してみたり、上記の対処法を参考にして行動してみてはいかがでしょうか。