旦那依存で困る|夫なしでも生活できる女性になるには

「旦那と離れると不安」「1人で何をすれば良いかわからない」と、旦那と一緒にないことで不安や孤独を感じてしまう人は、もしかすると旦那依存症かもしれません。
単に、夫のことが好きすぎるだけの可能性もありますが、離れているときに過度の不安を感じるのは健全な関係とはいえません。
そこで今回は、旦那依存症について解説します。男無しでも生活できる女性になるにはどうすればよいのでしょうか?
旦那依存症の症状、依存してしまう理由、依存と愛情の違い、自律している女性の特徴、旦那依存症の克服法までわかりやすくご説明します。
目次
旦那に依存してるかも?旦那依存症の症状と理由
旦那のことが気になりすぎて、離れられない人は旦那依存症の可能性があります。旦那依存症の症状と、理由について理解していきましょう。
旦那依存症とは|旦那依存チェック
旦那のことが好きすぎて、結婚してから「一緒にいられる毎日が幸せ」というのは良いことです。お互いに必要としあう夫婦関係であり、愛情もたっぷりならいうことはないように思えます。しかし、ふと「離れるのが不安なのは依存している証拠かもしれない…」と心配になるかもしれません。
旦那依存症とは、旦那と離れると不安・寂しさを感じるだけでなく、相手を束縛してしまう行動のことを指します。単に相手のことが好きなだけでなら問題ないのですが、以下のチェックリストに当てはまるは依存症の可能性があります。
旦那依存チェックリスト
✔︎旦那と一緒にいないと強い不安、強い寂しさを感じる
✔︎旦那のことを管理したい(メール、スマホなどをチェックしてしまう)
✔︎旦那が飲みにいったり、遊びに行くのを制限してしまう
✔︎友達より旦那を優先してしまう
✔︎旦那がいなくなったら、生きていけないと感じる
旦那と一緒にいないと強い不安、強い寂しさを感じる
恋愛中の相手となかなか会えないと寂しく感じるのは普通のことです。しかし、片時も離れたくないという気持ちがある場合は危険領域かもしれません。
旦那のことを管理したい
また相手に浮気の経験がある場合を除き「相手が浮気するかもしれない」と過度に心配し、逐一相手の行動を管理することもあります。相手のスマホをチェックしないと不安だと感じる方は、依存している傾向が強いといえるでしょう。
旦那が飲みにいったり、遊びに行くのを制限/友達より旦那を優先
旦那が友人と遊ぶことや飲みにいったりすることも嫌だと感じます。友人と一緒にいる時間があるなら、自分と過ごしてほしいと思うのです。またあなた自身も友人よりも旦那のことを優先してしまうので、友人付き合いが減ってしまいます。
旦那がいなくなったら、生きていけないと感じる
さらに旦那と万が一別れることがあれば「生きていけない」と真剣に感じ、酷い不安感に襲われるようなケースは依存しています。誰かと一緒でないと生きていけないと強く感じる人は、旦那ではなくとも人に依存してしまう傾向があるかもしれません。
このような状態が継続すると、夫にも嫌がられてしまうケースが多く、酷い場合には離婚のきっかけとなってしまうこともあります。
旦那依存の理由
では、なぜこのような旦那依存の状態になってしまうのでしょうか。
旦那依存になってしまうのは、子どもの頃に親から十分な愛情を得ることができなかったことが関係していると指摘されています。子どもの頃に十分愛情を受けることできないと、親の代わりにパートナーから愛情を受け取ろうとする傾向があるのです。「自分は価値のない人間である」「誰にも愛されない」という気持ちが心の底にあり、これを満たすために常に夫からの愛情を求めます。
旦那依存とまではいかずとも、旦那依存になりやすい傾向を持っている方もいます。具体的には、以下のような人は旦那依存に陥りやすいです。
- 自分に自信がない
- 本当の友人はいないと感じる
- 夫や彼氏に尽くしたい
- 経済的に夫に依存している
- 過去の経験
自分に自信がない
自分に自信がないと、旦那に依存してしまいやすくなります。夫が認めてくれることで、自分は大丈夫と思ってしまうからです。あなたの「愛されたい、受け入れてもらいたい」という感情を旦那だけが受け止めることになります。
本当の友人はいないと感じる
普段から夫や仕事の愚痴を周囲に相談できる人は、頼る人がいるということです。
旦那依存の人は、周囲に相談できる相手がいないことから、「旦那しかいない」と思い込みやすくなってしまいます。
夫や彼氏に尽くしたい
昔から好きになった相手には「なんでもしてあげたい」と思い、頼まれてもいないことを率先して相手にして尽くしてしまう方は旦那依存になりやすいです。彼や旦那に尽くすということは、依存の一歩手前の可能性があります。
経済的に夫に依存している
専業主婦で経済的に依存しているという場合は、たとえ仲が悪くなっても別れることが難しくなります。精神的にだけでなく、経済的にも依存することで、「離れられない」という気持ちが強くなる人もいます。
過去の経験
過去に対人関係でトラウマを経験したり、信頼関係が壊れた経験がある場合、新たな人間関係を築くのが難しくなり、夫に依存しやすくなることがあります。
依存と愛情の違い|自律した妻の共通点は?
次に、旦那依存と愛情の違いについてみていきましょう。また男に依存せず、自律した妻の特徴についてもご説明します。
依存と愛情の違いは?
「旦那を好きすぎるだけで依存ではない」と反論したくなる方もいらっしゃるでしょう。実際にそうなのかもしれません。依存と愛情の違いは不明確なケースも多いからです。では、相手への依存と愛情の違いはどこにあるのでしょうか?
人に対する依存は、相手と一緒にいる時間がどれだけ長くても、相手を支配したい気持ちがなくなりません。他方愛情の場合は、相手の気持ちや行動を優先したくなるものです。もしあなたが「できるだけ旦那と一緒にいたい」と思ったとしても、夫が「今日は1人で過ごしたい」というかもしれません。このときに、相手の気持ちを尊重できる場合は愛情です。愛情は与える行為であり、相手を支配したり管理したりする行為ではないからです。これに対し、旦那が友人と過ごす時間が嫌だと感じ、束縛してしまうかもしれません。これは依存です。愛の時間を奪っており、尊重する行為とはいえないからです。
依存と愛情は、一見似ているように見えますが、実際は大きな違いがあります。相手の行動を管理したいと思う場合は、束縛であり、依存といえます。束縛する行為も愛情だと思っているかもしれませんが、これは相手への愛情からの行為ではなく、自分が「愛されたい」という気持ちから行なっているということを理解しましょう。
夫なしでも自立している妻の共通点とは?
夫に依存している妻だけでなく、しっかりと自分を持ち自立している妻もたくさんいます。彼女たちの共通点としては、以下が挙げられるでしょう。
- 自分の時間、相手の時間を尊重する
- 行動力がある
- 経済感覚がある
- 自分の意見を持っている
夫と一緒に過ごす時間は大事にしているものの、相手の時間もきちんと考えています。ずっと一緒にいると息が詰まってしまうこともあるので、相手に自由な時間を与えています。旦那に依存していない妻は、適度に一緒に過ごさない時間を持っています。
結婚しても家庭に縛られず、アクティブな女性はたくさんいます。家庭内でも「次はこれをしよう」と積極的に家族の舵取りをしていく方もいます。行動力があって、旦那の意見がなくても自分で決めることができます。
旦那に依存している方の中には「家のお金は旦那が管理している」というケースは少なくありません。自立している妻の場合は、家計を自分でコントロールしていることも多く、お金の管理もしっかりしています。
旦那の意見だけでなく、自分の意見も大事だと明確にわかっている人は、自律しています。相手の意見に流されず、自分の意見をはっきりと言える性格の人は結婚しても相手に依存しない傾向にあります。
旦那依存から抜け出すにはどうすればいいか?
最後に旦那依存から抜け出す方法を解説します。
相手を束縛しないように気をつける
旦那依存から抜け出すには、相手を必要以上に管理しようとする癖を少しずつ直していくことが大切です。相手にも自由があり、あなたと離れた時間を過ごすことも重要であることを理解しましょう。
夫が友人と遊びに行く週末、あなたならどういう行動に出ますか?
「今週末は友人と遊んでくるね」といわれ、不機嫌になったり、「なぜ私も誘ってくれないの?」「今週絶対いかなきゃいけないの?」と反応してしまうのは依存です。自分はこういう気持ちになってしまったら、依存であると認識し、これを相手に伝える代わりに相手の自由を尊重してみましょう。
「楽しんできてね」と相手に伝えるだけでなく、その日に自分が何をしようかという予定も立ててみてください。家で相手を待っているだけでは、不安や寂しさに負けてしまいます。相手を待たずに自分の時間も楽しむ努力をしてみましょう。
旦那依存から抜け出すには、相手を尊重して自由を与えることが重要です。
旦那依存を抜け出すためのステップ
旦那依存から抜け出すには時間がかかることも多いです。「やめよう」という意思だけでは、難しいこともあります。従って、以下のことを実践しながら少しずつ自律していきましょう。
- 旦那に伝えてみる
- スマホチェックなどをやめる
- 自分で自分を肯定する癖をつける
- 趣味を探してみる
- 自分1人で行動する機会を増やす
旦那依存の状態であることを夫に話してみるのは良いきっかけになるかもしれません。旦那も束縛が苦しいと感じている状況なら、一緒に依存を克服できるように取り組むことができます。
依存の一部であるスマホチェックもやめましょう。理由もなく相手を疑う行為は自分を傷つける行為と同じです。また自己肯定感を高める行動を取ることも重要です。あなたは夫よりも先に自分を愛する必要があります。自分を肯定できない感情が、相手への束縛を生み出しているので、心の中のネガティブな声を鎮める事が大切です。
趣味に没頭できれば、寂しい気持ちを感じずに済みます。趣味がない方は自分の好きなことを探してみてください。子どもの頃にように時間を忘れるほど楽しめる何かがあれば、良い変化が生まれます。
1人で過ごすのが苦手という方は、1人で出かける機会を増やしてみましょう。1人ご飯や1人映画、ショッピングなどできることはたくさんあります。自分1人でもできることがたくさんあると自信がつけば、自己肯定感も高めることができます。
1人で生きる強さも身につけよう
旦那依存は、自分だけでなく相手にとっても良い結果をもたらしません。相手に依存せず、自分を肯定して自分らしく生きていく事ができれば、夫婦関係もこれまで以上に良くなります。これからも2人で幸せに生活していくために、自律する強さを身につけましょう。